喜多由浩
産経新聞文化部編集委員
昭和35(1960)年、大阪府出身。立命館大学卒。59年産経新聞社に入り、社会部次長、月刊『正論』編集部次長などを経て、現在文化部編集委員。主な著書に『北朝鮮に消えた歌声 永田絃次郎の生涯』(新潮社)、『朝鮮大学校研究』(共著、産経新聞出版)など。
※ プロフィールは放送日2019.03.15時点の情報です
3月15日金曜夜10時、第252回のゲストは、産経新聞文化部編集委員の喜多由浩さんです。
韓国の文在寅大統領は、「三・一運動100年」の式典で、「歴史の立て直しこそが重要であり、親日の残滓の清算が課題だ」と演説しました。
慰安婦問題、朝鮮人戦時労働者問題などを持ち出しては日本を批判する韓国ですが、実際、朝鮮半島で当時の日本人はどのような統治を行ったのでしょうか。
喜多さんは『韓国でも日本人は立派だった 証言と史料が示す朝鮮統治の偉業』(産経新聞出版)の中で、次のように述べています。
〈予算も組めないほど破綻状態だった朝鮮の財政を立て直すために、それまでの借金を棒引きしただけではなく、毎年、日本の一般会計から多額の資金を投入して支え続けた。貧しかった朝鮮の民衆のことを考えて、内地(日本)よりも税率を低くし、朝鮮の高利貸に搾取され続けた農民のために、低利融資を行う金融組合をつくった。そのせいで「朝鮮会計」は、終戦まで、公も私も日本側の〝持ち出し〟であった。これのどこが「搾取」なのだろう〉
日本の歴史の一部である朝鮮統治ですが、韓国によってその偉業が消されつつあります。そのとき私たちの先人はどんな偉業を成し遂げたのでしょうか。
・朝鮮の文化と習慣とを尊重せよ──第3代朝鮮総督
・「創氏改名」は強制ではなかった──朝鮮人検事
・「朝鮮労働者」の月給は最高180円と好条件──京城帝大教授
・戦前・戦後と韓国の水道事業に貢献──事業を担当した技術者
・京城は「日本統治時代」に約111万4千人の大都市に──総督府昭和17年末統計
・朝鮮に世界最高出力の発電所をつくった日本人──日窒コンツェルン創始者
・朝鮮での羊牧場経営が民生の安定と向上に大いに役立つ──兼松の担当者
・駐在所は10倍近くに増え、警察官の半数近くが朝鮮人──京城日報社
・朝鮮の偉人や旧跡、自然、風俗を取り入れた唱歌──朝鮮総督府唱歌集
喜多さんが取材で得た証言、史料から、当時の日本人のフェア精神と、日本人が朝鮮近代化のために流した血と汗の記録を、具体的にお伺いします。
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喜多由浩
産経新聞文化部編集委員
昭和35(1960)年、大阪府出身。立命館大学卒。59年産経新聞社に入り、社会部次長、月刊『正論』編集部次長などを経て、現在文化部編集委員。主な著書に『北朝鮮に消えた歌声 永田絃次郎の生涯』(新潮社)、『朝鮮大学校研究』(共著、産経新聞出版)など。
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