過去の放送

Vol.457 一般公開

野党が国会をダメにしている

2023.02.17 42分

令和5年2月17日金曜夜10時、第457回のゲストは参議院議員の和田政宗さんです。
2月1日、アメリカで中国のスパイ気球の存在が明らかになり、ブリンケン国務長官は予定していた訪中を延期、4日にはオースティン米国防長官は気球を撃墜したと発表して回収して分析するとしました。
1月末には米空軍のマイク・ミニハン大将が内部メモで、アメリカと中国が2年後に戦争に突入するリスクがあると述べて部下に準備を指示したとアメリカで報道されました。
2022年10月には米海軍のマイケル・ギルデイ作戦部長(大将)が台湾有事について「22年の可能性、あるいは23年の可能性を考慮しなければならない。私はそれを排除できない」と述べるなど米軍の危機感は高まっています。
ところが日本では、例えばNHKが2月6日、次のように報じています。
〈国会は今週、衆議院予算委員会で岸田総理大臣も出席する集中審議などが行われます。
同性婚をめぐる差別的な発言で総理大臣秘書官が更迭されたことを受けて、多様性に対する岸田内閣の姿勢が新たに論点となり、野党側は厳しくただしていく方針です〉
また、参院懲罰委員会(鈴木宗男委員長)は2月10日、参院選で当選後、一度も国会に登院していないNHK党のガーシー(東谷義和)参院議員に対する懲罰の審査を開始しました。産経新聞の報道によれば、尾辻秀久参院議長は懲罰委員会への付託理由ついて、ガーシー氏が昨年の2回の臨時国会で、許可を得ないまま海外に渡航したことなどを挙げ、「今国会も議院運営委員会理事会の了解を得ず海外に滞在し、議長から(出席を促す)招状を発したが、2月8日の本会議に出席しなかった」と説明したということです。
また、与野党は委員会後の理事会で、ガーシー氏側に対し16日正午を期限に弁明の機会を設けることを確認し、次回の懲罰会は21日に開くということです。
いったい日本の国会は何をやっているのか。
野党について伺います。

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和田政宗

和田政宗
参議院議員

1974年10月14日、東京生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業(日本外交史)。1997年、アナウンサーとしてNHKへ入局。新潟局、帯広局、大阪局を経て2009年7月より仙台局に勤務。東日本大震災の報道や取材に携わる。2013年7月21日、第23回参議院議員選挙において、みんなの党公認で出馬し、宮城県選挙区で初当選。

※ プロフィールは放送日2023.02.17時点の情報です

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