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Vol.547 会員限定

岸田首相は会期末前に解散、7月総選挙

「群れない」維新が大阪から全国へと広がる

2023.04.14 61分

≪櫻井よしこの対談後記≫
今夜は二人のベテラン政治ジャーナリストと、岸田政権及び自民党の行方を語りました。
 統一地方選挙前半が終わってみれば、なんと県議会議員の約1/4、565人が無投票で再選されていました。
 なぜこういうことになるのかといえば、若い候補者達を年長の候補者達が降りるように説得するのだそうです。これでは地方レベルの政治が良くなるはずがありません。
 共産党の議員まで無投票で当選するケースがあります。なぜそこに自民党は対立候補を立てないのでしょうか。こうした政党の無気力さが目立つなかで、唯一健闘したのが日本維新の会でした。
 各選挙区での躍進はめざましく、大阪を超えて奈良をはじめ、各地で主要ポストを得たのはご存じの通りです。
 維新がもっと力をつければ、公明党の有力対立勢力になります。そのとき自民と公明党の関係も良い方向に変わっていくでしょう。維新の活躍が楽しみです。

≪対談で語られた論点≫
 1.関西で維新が大躍進、自民ボロ負け
 2.無気力地方議員選挙で無投票再選が4分のⅠ
 3.奈良知事も維新、自民幹事長は何をしていた
 4.自民党本部は地方選をなめてないか
 5.4・2選挙サンデイに岸田首相はゴルフ
 6.維新は公明党との関係をリセットする
 7.維新は自民、公明と妥協はしない
 8.公明党の事実上のリーダーは創価学会佐藤浩副会長
 9.創価学会と公明党は政教分離できていない
10. 岸田政権は公明にパイプがないので公明が強く出る
11.今後の維新の動きが国政の台風の目
12.山口4区以外の4補選は競り合い
13.岸田首相の解散総選挙は「7月」
14.「群れない」維新が総選挙の台風の目

石橋文登

石橋文登
政治ジャーナリスト・千葉工業大学特別教授

1966年福岡県生まれ。90年、京都大学農学部を卒業後、産経新聞社に入社。奈良支局、京都総局、大阪社会部を経て2002年に政治部に異動。政治部次長を経て、編集局次長兼政治部長などを歴任。2019年4月、同社を退社。6月から千葉工業大学審議役、2020年7月から特別教授。著書に「安倍『一強』の秘密」(飛鳥新社)、「国会議員に読ませたい敗戦秘話」(産経新聞出版、共著)、「『脱原発』が地方を滅ぼす」(産経新聞出版、共著)など多数。

有元隆志

有元隆志
産経新聞月刊「正論」発行人兼調査室長

1965年神奈川県生まれ。学習院大学法学部卒業、1989年産経新聞社入社。ワシントン特派員、政治部次長、編集局副編集長、政治部長を歴任。現在、フジサンケイグループの理論的支柱である月刊誌『正論』の発行人兼調査室長を務める。主な著書に「歴史戦」「日本共産党研究」(産経新聞出版、共著)など。

※ プロフィールは放送日2023.04.14時点の情報です

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