≪櫻井よしこの対談後記≫
　今夜は月刊『正論』編集長の田北真樹子さんと二人で、拙著『異形の敵　中国』を材料に論じました。
　いま私たちは中国にいかなる幻想も抱いてはならないと思います。中国は日本にとって脅威であり敵だと認識するときです。
　日中の国柄は全く違います。水と油のようです。そこをどのように折り合いをつけていくか。基本は、日本国が中国とどんな場合にも対等であるということを忘れないことです。

≪対談で語られた論点≫
　１．福島処理水放出、中国が全面禁輸科学的根拠なし
　２．ホタテ輸出を利用して中国に大反撃せよ！
　３．米国が中国にベタつけば中国は日本に辛く当たる
　４．タイトルに「異形」を付けた理由
　５．櫻井流は中国と米国を「背中合わせ」にして書く
　６．「１５年前に書いたことが全部正しかった」
　７．中国の主張を日本の言論にのせる狡猾さ
　８．AERA古賀茂明氏論文は中国共産党のマウスピースか
　９．中国公式文書の読む＝バケツ一杯のおがくずを飲む
１０．究極の狙いは中華の価値観に染めた赤い地球
１１．中国がどう世界みているかという視点も大事
１２．安倍総理「中国は位負けをしたら駄目だ」
１３．アジアは中国でなく日本に台頭して欲しい
１４．BRICS拡大、中国主導をどう考えるか
１５．今が歴史の転換点、日本よ、強くあれ！
　

櫻井よしこ

田北真樹子
産経新聞月刊「正論」編集長

1970年大分県生まれ。米国シアトル大学コミュニケーション学部でジャーナリズムを専攻し、96年産経新聞入社。整理部記者、前橋支局、外信部を経て、2000年から政治部。森喜朗首相の総理番を振り出しに、首相官邸、自民党、外務省を担当、09年にニューデリー支局長に就任。13年以降は、「歴史戦」取材班などで慰安婦問題などを取材してきた。15年に政治部に戻り首相官邸キャップを経て、現在は産経新聞正論編集長。

※ プロフィールは放送日2023.08.25時点の情報です