岩田清文
元陸上幕僚長
1957年生まれ。79年に防衛大学校卒業後、陸上自衛隊に入隊。戦車部隊勤務を経て、93年、米陸軍指揮幕僚大学へ留学。2010年、陸将、第7師団長。11年、統合幕僚副長。12年、北部方面総監。13年、第34代陸上幕僚長と歴任し、16年に退官。
戦火が再び激化!停戦への駆け引き熾烈
≪櫻井よしこの対談後記≫
韓国で戒厳令、フランス、ドイツで新たな政治勢力台頭、ウクライナ戦争は終盤に向けて激化、中国の影響力の拡大。
世界が大混乱の中にある中、日本はどうしたらよいのか。私たちに残されている力をどのようにみつけ活用するか、今夜は岩田清文さんと小泉悠さんをお招きして論じました。
日本が中国、ロシアの二正面と対峙しているのは当然ですが、近い将来、核を持った統一朝鮮半島にも直面する可能性があります。
そこに影響力を及ぼすのは中国とロシアです。これはかつて日本が悪夢と考えた国際情勢です。信じがたい程の厳しい時代になってきました。
≪対談で語られた論点≫
1.韓国尹大統領の「非常戒厳」宣布の影響分析
2.韓国軍は「瑕疵ある命令」に従わなかった
3.米はウに軍事援助を行い、プーチンを止めて停戦か
4.ウ戦争の戦況全般について岩田解説
5.東部戦線で1日1500人の露志願兵が死亡情報
6.北朝鮮軍はクルスク州に主力、ドネツクに一部派兵
7.ロシアは年間700万発の砲弾を確保できる
8.ウ国への米欧の軍事援助の量が少ない
9.ウ国民「最後まで戦う」3割強、「今の状態でやめる」5割強
10.ウ戦争の勝ち負けはなにで決まるのか
11.ロシアの「核使用の改定」の意味
12.プーチン「ウクライナは存在すらしない」
13.非武装地帯を設け英仏が監視団の役割をする構想も
14.プーチンはトランプに何を期待しているか
15.トランプは日本の米軍駐留経費GDP比3%以上を要求か
16.中国に対し日本は地道に「抑止力」をつけるべきだ
岩田清文
元陸上幕僚長
1957年生まれ。79年に防衛大学校卒業後、陸上自衛隊に入隊。戦車部隊勤務を経て、93年、米陸軍指揮幕僚大学へ留学。2010年、陸将、第7師団長。11年、統合幕僚副長。12年、北部方面総監。13年、第34代陸上幕僚長と歴任し、16年に退官。
小泉悠
東京大学先端科学技術研究センター准教授
1982年千葉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修了(政治学修士)。民間企業勤務を経て、外務省国際情報統括官組織専門分析員、ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所客員研究員等としてロシアの軍事・安全保障政策研究に携わってきた。2011年に未来工学研究所に入所し、2017年から特別研究員。2019年よりで東京大学先端科学技術研究センター特任助教、2022年から現職。主著『軍事大国ロシア』(作品社、2016年)及び『プーチンの国家戦略』(東京堂出版、2016年)、共著『大国の暴走-「米・中・露」三帝国はなぜ世界を脅かすのか』(講談社、2017年)、共訳書『ロシア新戦略』(ドミトリー・トレーニン著、作品社、2012年)などの業績がある。
※ プロフィールは放送日2024.12.06時点の情報です
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ロシアを従え、グローバルサウスを懐柔し、アメリカの向こうを張って、日本への攻勢を強める独裁国家。狙いを定めたターゲットはありとあらゆる手段で籠絡、法の不備を突いて深く静かに侵略を進め、露見したら黒を白と言い張る謀略の実態と大きく揺らぐ中国共産党の足元を確かな取材で看破し、「不都合な真実」を剔抉する。
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