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Vol.639 会員限定

トランプ2.0は「中国第一主義」に変貌か

【櫻井vs木村大激論】石破外交をどう評価するか

2025.01.17 65分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 今夜は木村太郎さんを迎えてトランプ政権の政策を語りました。トランプ氏は就任前から事実上の大統領として行動し、ガザ停戦を実現しました。バイデン氏が一年かけてできなかったことを一回の会談で実現したわけです。
 就任式初日には100に上る大統領令に署名するとも見られています。戦車のような勢いで突き進むトランプ氏。木村さんはトランプ氏は「帝国主義」に走るか、中国と「強者同盟」を結ぶかと推論しました。
 日本はそうしたうねりの中で押しつぶされたり、跳ね飛ばされたりしてはなりません。足下を固く揺らぎないように強化しなければなりません。
 番組の終盤で石破政権の外交をめぐって、木村太郎さんと激論をいたしました。
 どうぞお楽しみください。

≪対談で語られた論点≫
 1.ガザ42日間停戦はトランプ次期大統領の力技
 2.100大統領署名など大統領就任式は異例だらけ
 3.トランプ1.0はモンロー主義、2.0は「帝国主義」?
 4.英紙予測「米国第一」が変貌させる2025年の世界
 5.「強者同盟」と蔑まれる日本含む「同盟国」
 6.トランプ2.0が「中国第一主義」に変わる理由
 7.イーロン・マスクが米国Tik Tokを買い取る?
 8.親中マスクと中国強硬マルコ・ルビオ国務長官
 9. マスクは現代のラスプーチンになるのか
10.トランプ流は「富と知性は比例する」
11.トランプも操るイーロン・マスクの大風呂敷
12.ゴンカルベスCEOの日本批判は米国人の本音
13.【櫻井vs木村大激論】石破外交をどう評価するか

木村太郎

木村太郎
ジャーナリスト

1938年米合衆国カリフォルニア州生まれ。1964慶応大学法学部卒業後、NHKに入社。記者としてベイルート特派員、ジュネーブ特派員、ワシントン特派員。1979年「ニュースセンター9時」の4代目キャスターに就任。1986年に「第12回放送文化基金賞」、1987年に「ボーン上田記念国際記者賞」を受賞する。「ニュースセンター9時」の終了とともに1988年 NHKを退社し、同5月木村太郎事務所を開設。フリーランス記者として新しいスタートを切った。1990年~1994年FNN「ニュースCOM」のキャスター、2000年までFNN「ニュースJAPAN」、2013年までFNN「スーパーニュース」でニュース・アナリストを務める。現在、FNN「Mr.サンデー」に隔週出演中。東京新聞にコラム「太郎の国際通信」を毎週連載中。

※ プロフィールは放送日2025.01.17時点の情報です

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