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Vol.116 一般公開

全米各地に広がる酷い「反日歴史観」の実態調査報告
映画「UNBROKEN」の製作に中国の影が見え隠れ

2015.01.09 57分

 「親学」を推進する高橋史朗明星大学教授は、朝日新聞「慰安婦報道」についての有志による独立検証委員会のメンバーです。高橋教授は、米国各地をレンタカ―で走り、教育現場や家庭などでどんな反日歴史認識の実態があるのか調査しています。昨年12月には、ミシガン州のサウスフィールド市、ニュージャージー州のユニオンシティ市など4市の調査を行いました。米高校歴史教科書(マグロウヒル社の『伝統と遭遇』)は、慰安婦が天皇からの贈り物として提供されたなどと記述されています。とんでもない間違いがなんと教科書に載っているのです。在米の日本人高校生は「韓国や中国は日本の教科書の内容に文句を言っているのに、なぜ日本は他国の教科書について調べないのか」と指摘したということです。

 櫻井キャスターが「日本人高校生が教室にいる姿が浮かんできます。この偏った嘘の授業が行われている間どうしているのですか」と尋ねると、高橋教授は「授業中の9割はずっと下を向いて、顔を上げることができない」とあまりにも可哀そうな実態を話してくれました。

 高橋教授はニューヨークで、封切られたばかりの映画「UNBROKEN」を上映する劇場に足を運びました。米女優のアンジェリーナ・ジョリーが監督のこの映画は、主役の米兵捕虜を日本兵が再三再四虐待する場面がでてきます。なぜ今、フィクションとはいえこれ程史実を無視した映画を製作するのでしょうか。現地では、この映画をアンジェリーナ・ジョリーが製作した背景に中国の影が見え隠れしているという指摘もあります。

≪動画インデックス≫
 1.教科書に余りに酷い「反日歴史観」、在米日本人家庭、学生にどう影響
 2.日本を知らない欧州史専門の執筆者が書いた歴史教科書「伝統と遭遇」の嘘
 3.なぜ米国で史実無視の教科書が書かれるのか?
 4.抗日連合会が費用すべて中国持ちで教師など中国に招待し研修旅行を繰り返す
 5.ワシントンポストを装った別刷紙面をはさみ、日本批判記事を掲載
 6.「朝日新聞捏造報道」の米国での影響
 7.高橋教授がNYで観た映画「UNBROKEN」の感想
 8.アンジェリーナ・ジョリーの背後に見え隠れする中国の影
 9.米中などの情報戦に日本はどう対抗するのか?
10.鍵は英語で情報をどう発信続けるかだ

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高橋 史朗

高橋 史朗
教育評論家・国家基本問題研究所理事

昭和25年兵庫県生まれ。早稲田大学大学院修了後、スタンフォード大学フーバー研究所客員研究員。臨時教育審議会専門委員、国際学校研究委員会委員、神奈川県学校不適応(登校拒否)対策研究協議会専門部会長、青少年健全育成調査研究委員会座長、仙台市男女共同参画審議会委員、「子どもと家族を応援する日本」重点戦略検討会議「地域・家族の再生」分科会委員。現在、明星大学教授、玉川大学大学院講師、国家基本問題研究所理事。著書に『親が育てば子供は育つ』、『親学のすすめ』、『悩める子どもをどう救うのか』、『「学校崩壊」10の克服法』、『家庭教育の再生 今なぜ「親学」「親守詩」か。』、『脳科学から見た日本の伝統的子育て』など多数。

※ プロフィールは放送日2015.01.09時点の情報です

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