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Vol.295 一般公開

米朝会談は世界情勢大転換の始まりか

米韓軍事演習中止で米国は退り中国が前面に

2018.06.15 60分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 史上初の米朝会談が終わりました。評価はトランプ大統領無能説から、いや実は深謀遠慮の賢い外交だったのだという高い評価まで、幅広く分かれています。言論テレビは田久保忠衛さんと西岡力さんをお招きして論じました。それぞれ非常にしっかりとした根拠を示した議論となり、どなたにとっても興味深い番組になったと思います。
 その中で日本にとってとても大事な拉致をどう解決するか、安倍首相の下で、いまは私たち国民が一致団結して力を背景に迫らなければならないという結論になりました。ただ、日本の力は今のところ、国際連携をつくること、そして経済力を活用することでしかありません。何としても憲法改正が必要です。

≪対談で語られた論点≫
 1.トランプ大統領は後向きで譲歩が多すぎ
 2.「安全の保証」で「体制の保証」ではない
 3.金正恩の戦略は「肉を切らせて骨を断つ」
 4.米韓軍事演習中止で米国が引き中国が前に
 5.米国は「自殺する国=韓国」を助けない
 6.北朝鮮の非核化≒在韓米軍の撤退
 7.過去の合意失敗は途中で見返りを渡した
 8.中国が急に北朝鮮と仲良くなった理由
 9.在韓米軍の駐留を望むのは日本だけになる
10.今回の拉致解決は米国の軍事力を使える
11.全員一括帰国は日本が金を出す絶対条件

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田久保忠衛

田久保忠衛
外交評論家,国家基本問題研究所副理事長

1933年千葉県生まれ。早稲田大学法学部卒、時事通信社外信部長、編集局次長を経て、杏林大学社会科学部教授。アメリカ外交、国際関係論が専門、1996年第12回正論大賞受賞。現在、公益財団法人「国家基本問題研究所」副理事長、杏林大学名誉教授。著書に『ニクソンと対中国外交』、『激動する国際情勢と日本』、『新しい日米同盟―親米ナショナリズムへの戦略』、『早わかり・日本の領土問題-諸外国と何をモメているのか』など多数。

西岡 力

西岡 力
「救う会」会長・モラロジー研究所教授

1956年東京都生まれ。1979年国際基督教大学卒、筑波大学大学院修士課程修了、韓国・延世大学校に留学。2000年 東京基督教大学教授、2016年 麗澤大学客員教授。現代コリア研究所の発行誌『現代コリア』の編集長。1998年「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)」の設立に関与し、現在「救う会」の会長を務める。国家基本問題研究所に評議員・企画委員。著書に『北朝鮮に取り込まれる韓国』(PHP研究所)、 『日韓「歴史問題」の真実』(PHP研究所)、 『韓国分裂―親北左派vs韓米日同盟派の戦い』(扶桑社)、 『北朝鮮の「核」「拉致」は解決できる』(PHP研究所)、『南・北朝鮮、同時崩壊か?』(東京財団)、『よくわかる慰安婦問題』(草思社)『金賢姫からの手紙』(草思社) など多数。

※ プロフィールは放送日2018.06.15時点の情報です

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