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ダライ・ラマ法王の説く平和への道

2018.11.23 64分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 ダライ・ラマ法王さまとの対話は今回で3回目です。いつものことながら心にしみる内容でした。私の思いは法王様のお話の合間、合間で語りました。それでも強調したいのはいま、チベットをはじめ中国に弾圧されている弱い民族を助けていくことがどれ程大事なことかという点です。
 チベット人がチベット人らしく生きていくことができる国際社会は台湾人が台湾人らしく生きていくことができる国際社会でもあります。いずれも中国が弾圧し、中国の一部だと主張しつづけている民族であり、国土です。その他多くの少数民族も同じ圧力の下にあります。けれどそれぞれの民族が独自の道を生きることができなければ、自由と民主主義の国際社会だとは言えません。中国の横暴を許さないことがどれほど重要か、それが将来の日本にとってどれほど大切かを心に刻みたいものです。日本人の私たちも中国に対する警戒心を忘れずにチベット問題に対処しなければならないと、あらためて感じました。

≪対談で語られた論点≫
第一部 民族の誇り「チベット仏教」と科学
 1.チベットと社会はどのように維持されるか
 2.チベット仏教の伝統をどう維持するのか
 3.チベット仏教と科学の融合とは?
第二部 中国の弾圧とチベットの闘い
 4.弾圧する中国政府どう共存するのか
 5.中国共産党の支配を乗り超えるために
 6.中国のチベット、ウイグルへの弾圧
 7.習近平政権は世界からの批判を理解するか
第三部 日本とチベットの絆を深める
 8.世界貢献のための日本とチベットの協力
 9.ダライ・ラマ法王の日本政府への期待
第4部 櫻井よしこ解説
 チベット自由への闘い

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ダライ・ラマ法王14世

ダライ・ラマ法王14世

チベット民族の国家的、精神的指導者。「ダライ・ラマ」とはモンゴル語の称号で「大海」を意味する。ダライ・ラマ法王14世(本名テンジン・ギャツォ)は、1935年7月6日チベット北東タクツェルで、農家の子として生まれた。2歳のときに先代13世の転生者であるとの認定を受けた。1949年に中国軍がチベットに侵攻し、1959年にラサ市民の武装決起を中国軍が残虐な方法で弾圧したことから国外に脱出。インド北部のダラムサラに亡命政権を樹立した。現在の住居も同じくダラムサラにある。 1989年に、非暴力による闘争でチベットの自由化に取組んだことが評価され、ノーベル平和賞を受賞した。ダライ・ラマ法王は、世界50カ国以上を訪れ、主要な国々の大統領、首相、王室の方々との会談を行っている。また、異なる宗教指導者や科学者との対話も実現している。仏教哲学に関する著作は日本でも多く翻訳紹介されている。

※ プロフィールは放送日2018.11.23時点の情報です

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