今年に入り、中国が多方面に軍事力を拡大しているとの情報が相次いでいます。中国が米国のミサイル網を破るため音速の10倍で飛行する極超音速ミサイル「WU14」の飛行実験を行ったと米国防当局者が明らかにしました。また、中国海警局が来年までたった1年間で1,000トン以上の監視船を今の2倍の50隻以上に増やし、世界最大級の1万トン級の監視船の建造契約も結んだと報じられました。目の前の危機、想定される危機、様々な段階で中国の軍事的脅威が具体的になってきましたが、なぜ今、中国は急速拡大するのか、これよって尖閣周辺の日米中の力のバランスが変わるのか、日本は一体何が出来ているのか、何をすべきか、日米はどう対応するのかを分析、議論するのがこの企画の狙いです。
≪動画インデックス≫
1.中国の本当の国防費は公表している国防費の2~3倍なのか?
2.極超音速ミサイルなどの急速軍拡の実態
3.太平洋を米国と分割する野望のために
4.第1~2列島線の間は接近拒否、南シナ海は領域拒否
5.各国が費用対効果の高い潜水艦の激しい調達合戦
6.弾道が変わるDF(東風)21-D中距離弾道ミサイルとは?
7.空母「遼寧」の艦載機がどうして離発着可能になったか?
8.空母は4隻持たないと常時1~2隻が作戦行動できない理由
9.南西諸島への自衛隊駐屯と敵基地攻撃能力がセットで必要
10.沖縄にオスプレイタイプが必要な理由は?
11.日米2+2で大きな成果があった3つのメッセージとは?
12.国益を守り、中国の脅威に対抗するために集団的自衛権行使容認が必要
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佐藤 正久
参議院議員
1960年福島県生まれ。1983年防衛大学校卒業、陸上自衛官として国連PKOゴラン高原派遣輸送隊初代隊長、イラク先遣隊長、復興業務支援隊初代隊長などを歴任。2007年に退官し、同年参議院議員(全国比例区)に初当選、2012年防衛大臣政務官、現在外交防衛委員会理事、自民党参議院政策審議会副会長。無意不立(国民の政治への信頼なくしては国が成り立たない)が座右の銘、風貌から「ヒゲの隊長」として親しまれている。著作に『ヒゲの隊長のリーダー論』、『守るべき人がいる』、『ありがとう自衛隊 ヒゲの隊長が綴る日本再興奮』など。
※ プロフィールは放送日2014.02.14時点の情報です