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Vol.416 会員限定

学術会議は米中軍事研究に喜んで参加

中国奥地で「在日米軍」を標的に軍事訓練

2020.10.09 62分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 今夜のゲストは元防衛大臣の小野寺五典さんとミサイルの専門家で防衛研究所防衛政策研究室長の高橋杉雄さんです。
 まず日本学術会議の受け入れ難い実態について小野寺さんが語りました。
 防衛省が日本の研究者の総力を挙げて日本の為になる軍事研究をして貰おうと特別の予算を組んだとき、日本学術会議がありとあらゆる反対をしてこのプロジェクトを潰したそうです。
 にもかかわらず、彼らはアメリカや中国の軍事研究には喜んで参加しています。いったいどこの国の学術会議なのかと小野寺さんは怒っていました。
 私はこんな学術会議は政府のお金で支援する必要はないと考えます。民間の研究者集団として自由に研究すればよいだけのはなしです。
 学術会議のメンバーが、日本は軍事研究をしてはならないなどと的外れな事を言っている間に、日本をとりかこむ安全保障環境は戦後最も危険なものとなりました。いま日本周辺は中東やヨーロッパ、如何なる地域に較べてもミサイルの密度が最も濃い地域になりました。
 中国は2000発のミサイル、北朝鮮は数百発もミサイルを保有しています。両国共に核兵器も持っています。でも日本にはミサイルは一発もありません。こうした状況のなかでどの様にして日本を守るのか。お二人の考えを聞きましたが、実態は本当に厳しいと改めて思いました。

≪対談で語られた論点≫
 1.日本学術会議こそ学問の自由を侵害
 2.日本を守る研究に反対、米中は技術を流す
 3.学界の徒弟制度は戦後も変わらない
 4.日本学術会議は10年間何もしなかった
 5.北東アジアはミサイル密度が濃い地域
 6.中国奥地で在日米軍標的の軍事訓練
 7.核兵器は「抑止」でなく{使われる」時代
 8.日本は敵基地攻撃能力を高めるべきだ

小野寺五典
元防衛大臣

1960年宮城県生まれ。東京水産大学卒、松下政経塾、東京大学大学院法学政治学研究科修了。1997年衆議院宮城6区補欠選挙で初当選。2000年米国ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究所客員研究員。2007年外務副大臣(第1次安倍改造内閣)、2012年防衛大臣(第2次安倍内閣)を歴任。2017年再び防衛大臣(第3次安倍第3次改造内閣) に就任。

高橋杉雄
防衛研究所防衛政策研究室長

1972年神奈川県生まれ。1997年早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。2006年ジョージワシントン大学大学院修了。1997年より防衛研究所。1998年より2001年まで防衛省防衛政策局防衛政策課研究室、2008年より2016年まで防衛省防衛政策局防衛政策課戦略企画室兼務。核抑止論、日本の防衛政策を中心に研究。主な著作に『新たなミサイル軍拡競争と日本の防衛』(並木書房、2020年)(共編著)、『「核の忘却」の終わり:核兵器復権の時代」』(勁草書房、2016年)(共編著)、China’s Strategic Arsenal: Worldview, Doctrine, and Systems (Georgetown University Press, forthcoming) (『中国の戦略的能力:世界観、ドクトリン、システム』(共著)(ジョージタウン大学出版より2021年出版予定))

※ プロフィールは放送日2020.10.09時点の情報です

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