田久保 忠衛
外交評論家・国家基本問題研究所副理事長
1933年千葉県生まれ。早稲田大学法学部卒、時事通信社外信部長、編集局次長を経て、杏林大学社会科学部教授。アメリカ外交、国際関係論が専門、1996年第12回正論大賞受賞。現在、公益財団法人「国家基本問題研究所」副理事長、杏林大学名誉教授。著書に『ニクソンと対中国外交』、『激動する国際情勢と日本』、『新しい日米同盟―親米ナショナリズムへの戦略』、『早わかり・日本の領土問題-諸外国と何をモメているのか』など多数。
オバマ大統領は4月23日~25日に国賓として日本を訪問し、24日には日米首脳会談が行われました。首脳会談や共同宣言の内容から、米国のアジア外交にどんな変化が読み取れるのでしょうか、シリアやウクライナ外交では“弱腰”と評されたオバマ政権を日本は尖閣問題などで信頼できたのでしょうか、国際関係は、米国、中国、ロシア、欧州、そして日本が超大国なしの「新たなせめぎあいの時代」に入っていくのでしょうか、分析、検証しました。
今回の対談は、日米双方が決着を目指しましたが、結局合意に達しなかったTPPが中心になりました。決着できなかった分野はどんな分野なのか、そこではどんな厳しい交渉が行われていたのか、無理難題を押し付けたのは米国なのか日本なのか、経済と共に中国への戦略性を持つTPPとの認識があれば、両首脳が政治決着できなかったのかなど、番組の最後に櫻井キャスターが「今夜は汗をかくほど熱くなりました」と語っているように白熱した議論が展開されています。
≪動画インデックス≫
1.曲がり角にきた日米関係
2.オバマ政権で最終的な決定をする4人はアフリカ系アメリカ人
3.「尖閣を含む日本の施政権が及ぶ範囲は安保条約の適用」が日本の最大得点
4.TPP「実質合意」と報じた読売新聞は飛ばし過ぎか?
5.豚肉と自動車で日本は血の滲むような努力をした
6.フロマン米代表は傲慢な攻めの姿勢で交渉を行った
7.安保とTPPが柱だが、尖閣は言葉だけ、TPPは実利が絡む
8.「ビボット」と「リバランス」
9.「新型大国間関係」の源流とは?
10.危機克服のためにリーダーは何をすべきか?
11.安倍首相の持つ大局観
12.『アメリカよ、しっかりしろ!日本がカバーする』ここで新日米同盟が作れる
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田久保 忠衛
外交評論家・国家基本問題研究所副理事長
1933年千葉県生まれ。早稲田大学法学部卒、時事通信社外信部長、編集局次長を経て、杏林大学社会科学部教授。アメリカ外交、国際関係論が専門、1996年第12回正論大賞受賞。現在、公益財団法人「国家基本問題研究所」副理事長、杏林大学名誉教授。著書に『ニクソンと対中国外交』、『激動する国際情勢と日本』、『新しい日米同盟―親米ナショナリズムへの戦略』、『早わかり・日本の領土問題-諸外国と何をモメているのか』など多数。
※ プロフィールは放送日2014.04.25時点の情報です
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