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Vol.89 一般公開

「武器輸出市場で軍人同士が信頼醸成すれば、安全保障の大きなプラスだ!」
中国軍拡への対抗策は、「緩やかな反中連合」を形成し中国を包囲する

2014.07.04 51分

 安倍首相は、集団的自衛権の行使を限定的に容認する新たな政府見解を閣議決定しました。日本が安全保障を考える上で最も気になるのは中国の軍事力です。日本の防衛予算はこれまでほぼ横ばいですが、中国の防衛予算は毎年2ケタのペースで増加しており、10年前に較べてほぼ4倍になっています。テレビの人気番組「たかじんのそこまで言って委員会」の出演メンバーでもあり、みずから“軍事漫談家”と称する井上和彦氏は、中国の果てしない軍拡の狙いを興味深く説明してくれました。井上氏は中国の狙いは、「まずグアムを取りたいのだ」と言いました。その狙いを資源など経済的な戦略ではなく、グアム手前の海に潜水艦を航行させるために海底の正確な地図を作りたいからだと分析しました。
 井上氏が力を入れて解説したのは武器輸出市場の最新情報です。安倍政権は、4月に武器輸出を緩和し、新たな三原則を決めて閣議決定を行いました。今年6月開催のユーロサトリなど国際防衛製品展示会などに日本は初めて参加しました。すでに、インドとのUS-2(水陸両用救難飛行艇)の輸出もほぼまとまりかけています。また、井上氏は「武器輸出市場で軍人同士が信頼を醸成しあえば、日本の安全保障にとっては大きなプラスになる」と語りました。櫻井キャスターと井上氏は、中国の果てしなき軍拡に対抗するために、日本が安全保障で取るべき戦略は何かについて活発なセッションを行いました。

≪動画インデックス≫
 1. 中国はなぜ戦略拠点としてグアムを狙うのか?
 2. なぜ中国は潜水艦を南シナ海に潜ませるのか?
 3. 中国に対抗するには、集団自衛権と武器輸出三原則で抑止力を強化するべきだ!
 4. イスラエルの3つの「さぁー?」とは?
 5. 自民党と公明党の妥協から生まれた集団自衛権が使いにくい理由
 6.「密接な関係にある他国」に台湾や韓国は入るのか?
 7. ユーロサトリなどの武器輸出展示会場で日本も活発に動き出した
 8. 中国が台湾を狙うのは「歴史的に中国の領土」ではなく「戦略上の要衝」
 9. 日本が中国に対抗する戦略を考える 
10. 安倍総理の地球儀外交は、緩やかな反中連合を作り中国を包囲する

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井上 和彦
軍事ジャーナリスト

1963年滋賀県生まれ。法政大学社会学部卒業、専門は、軍事・安全保障・外交問題・近現代史。テレビ番組では歯に衣着せぬ爆裂本音トークで 難解な軍事問題などを分かりやすく解説する。『たかじんのそこまで言って委員会』では "軍事漫談家"の異名を持つ。「ビートたけしのTVタックル」など出演番組多数。「日本文化チャンネル桜」の「防人の道 今日の自衛隊」のキャスターのほか、航空自衛隊幹部学校講師、東北大学大学院非常勤講師、(公財)国家基本問題研究所客員研究員、民間憲法臨調代表委員、商社シンクタンク部門の主席アナリストも務める。著書に『日本が戦ってくれて感謝しています』(産経新聞出版)、『最後のゼロファイター 本田稔・元海軍少尉「空戦の記録」』(双葉社)、『尖閣武力衝突 日中もし戦わば』(飛鳥新社)など多数。

※ プロフィールは放送日2014.07.04時点の情報です

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