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Vol.517 会員限定

岸田政権“悶々”菅前首相の動き活発に

防衛費増額で財務省が2%を“粉飾”見積り

2022.09.16 63分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 安倍総理が亡くなってふた月余りになりました。その間岸田政権の下でじわじわと安倍政治を破壊する動きが出てきています。
 岸田総理は内閣改造をし、それを「政策断行内閣」と命名したにもかかわらずこのひと月以上ほとんど何もしていません。
 岸田総理が動かない中で官僚が跋扈し始めたのです。
 財務官僚が安倍総理の積極財政を突き崩し、自衛隊の力を強化するという大目的の方向性を変えようとしています。
 一体何が自民党の中で起きているのか。反安倍のうごめきを石橋文登さん有元隆志さんとともに語り合いました。
 日本の近未来が心配になる内容です。

≪対談で語られた論点≫
 1.岸田政権で安倍政策を打ち消す動き
 2.2012~2022全国紙6紙で統一教会記事はほぼゼロ
 3.自民金丸信氏が入国させた文鮮明と会談
 4.安倍氏秘書「事務所に16年間教会関係者現れず」と証言
 5.支持率落ちても動かず決めず岸田内閣ただ“悶々”
 6.NSS防衛強化方針を出した途端、岸田首相「有識者会議」
 7.財務省の振り付けなければ岸田“脳死”内閣
 8.防衛費増額をめぐり財務省が2%枠に“粉飾”見積り
 9.ミサイル撃ち込まれて日中正常化50年を祝えるか
10.茂木調査で宗教を理由に離党をせまれるのか
11.幹事長は「頭よりも腹」で勝負すべきだ
12.沈黙する菅前首相はこれからどう動く
13.国葬で外国要人にはマスクを義務付けるのか
14.萩生田、西村、世耕は菅氏の下で官房副長官
15.危機を越えるなら菅副総理、萩生田官房長官
16.今の日本の政治、メディアは20年前に戻った

石橋文登

石橋文登
政治ジャーナリスト・千葉工業大学特別教授

1966年福岡県生まれ。90年、京都大学農学部を卒業後、産経新聞社に入社。奈良支局、京都総局、大阪社会部を経て2002年に政治部に異動。政治部次長を経て、編集局次長兼政治部長などを歴任。2019年4月、同社を退社。6月から千葉工業大学審議役、2020年7月から特別教授。著書に「安倍『一強』の秘密」(飛鳥新社)、「国会議員に読ませたい敗戦秘話」(産経新聞出版、共著)、「『脱原発』が地方を滅ぼす」(産経新聞出版、共著)など多数。

有元隆志

有元隆志
産経新聞月刊「正論」発行人兼調査室長

1965年神奈川県生まれ。学習院大学法学部卒業、1989年産経新聞社入社。ワシントン特派員、政治部次長、編集局副編集長、政治部長を歴任。現在、フジサンケイグループの理論的支柱である月刊誌『正論』の発行人兼調査室長を務める。主な著書に「歴史戦」「日本共産党研究」(産経新聞出版、共著)など。

※ プロフィールは放送日2022.09.16時点の情報です

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