品川女子学院の漆紫穂子校長先生のお話は、中学生や高校生という感じやすい年頃の
子供さんを持つお母さんやお父さん方にとって、また子育てを終えた人々にとっても、
興味深かったのではないでしょうか。

人間をやる気にさせて、前向きに道を切り拓いていく力を養う教育の実例を感じとることが出来たでしょうか。人間って、本当に不思議な存在です。神さまによって沢山の能力を与えられているのが人間だと、私は感じています。その能力を発揮するのに大事なことは、まず前向きであること、他者を思いやること、そして丈夫な体を作り上げていくことです。前向きになれば、自分自身への自信がわいてきます。他者を喜ばせたり、幸せに出来れば、必ずそれは自分にも返ってきます。そして元気であれば不幸や不都合は向こうのほうから尻込みして消えていきます。

　品女の皆さん方はとにかく前向きで元気溌溂です。彼女たちの５年後10年後に掛け値なしに期待しています。品女で実践している「三点固定の法則」を早速採り入れて試してみて下さい。就寝、起床、食事の時間を基本的に決めて規則正しい生活のリズムを身につけることです。これは本当に効果があります。

　漆さんには夢を実現し、自分と日本の未来を切り拓いていくような溌溂たる人材を育てるにはどうしたら良いか、これからもスタジオにおいで戴いて、引き続きお話を伺っていきたいと思っています。

　遠藤浩一さんの、日本の政治に対する分析は、少しばかり難しいところもあったかもしれませんが、歴史を踏まえた含蓄の深い見方でした。とりわけ中国がナチスドイツと主要な点で共通項を持っており、大きな枠組でみれば同じ方向に向かっていて、類似の運命を辿る可能性があるというのは、興味深くも重要な分析でした。国基研の研究者のホープの一人である遠藤さんにも、度々このスタジオにおいで戴き、政治を分析してもらう予定です。

　12月の選挙では日本を大切に思い、日本を盛り立てていこうという思いで一番よい人物を選びたいものです。

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