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Vol.554 会員限定

岸田首相は北朝鮮との拉致解決に本気だ

北が素早い反応、最側近が語る「チャンスは掴む」

2023.06.02 63分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 官房副長官 木原誠二氏は「拉致問題が解決に向けて動くとしたらそのチャンスを捉えなければならない」と語りました。
 注意深い発言ですが、拉致問題が解決に向けて動いているということだと思いました。
 官房副長官のお立場からはっきりしたことがとても言えませんけれども、言葉をよく吟味してみると深いものがあります。
 ゼレンスキー大統領は終始冷静で喜怒哀楽の表情を見せない人であること、静かな声で淡々と語ること、そこにかえって怖さを感じたということお話していました。
 私は自民と公明の選挙協力について批判的な立場からいくつも質問をしました。
 また、LGBT問題については自民党に強い警告を発しました。木原さんはそれに答えることはしませんでしたが、メッセージは伝わったと思います。どうぞお楽しみください。

≪対談で語られた論点≫
 1.「最側近」が語るゼレンスキー訪日の裏側
 2.G7広島サミットの成果
 3.なぜ岸田首相はクアッド首脳会議に行かなかったのか
 4.なぜ岸田拉致国民集会演説に北朝鮮が異例の速さで反応したか
 5.なぜ北朝鮮が岸田演説の言葉を使い反応したか
 6.「チャンスは掴まなければいけない」
 7.岸田首相は昨年「拉致、ミサイル、核」から拉致を切り離した
 8.家族会なども政府の北への人道的支援に反対しない
 9.「ご両親の世代」が存命な時間枠での解決
10.解散総選挙と公明党との選挙協力解消
11.大多数の都選出衆議院議員自民党だけで戦う
12.公明党ではなく創価学会佐藤浩副会長が政治を仕切る
13.国会でのLBGT法案の行方

木原誠二

木原誠二
内閣官房副長官

1970年東京都生まれ。東京大学法学部卒業。大蔵省を経て、2005年の衆議院選挙で初当選。内閣委員長、外務副大臣、外務大臣政務官などを歴任。現在は、内閣官房副長官。

※ プロフィールは放送日2023.06.02時点の情報です

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