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Vol.567 会員限定

福島処理水、中国の情報操作と風評被害

9・18満州事変記念日に反日暴動の予兆

2023.09.01 65分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 福島の風評被害は一体誰が作り出したのか。中国はどんな役割を果たしたのか。その先にある中国の日本に対する情報操作、サイバーアタックの目的は何なのか。
 今夜は門田隆将さんと中曽根平和研究所主任研究員の大澤淳さん(サイバー問題専門家)を招いて議論しました。
 中国の日本に対する攻撃がどれほど深く浸透しているのかについて大澤さんが語った内容は空恐ろしいものでした。日本のメディアを始め、政治家にも中国の情報戦に汚染されている人々がたくさんいます。
このままでは日本は情報戦で完全に敗北します。打つべき手は多くあるのに、打っていない我が国の実態を心配せざるを得ません。

≪対談で語られた論点≫
 1.常軌を逸した中国嫌がらせ攻撃の実例
 2.清華大恥ずかしい実験「汚染水が240日で中国に到達???」
 3.米W・ポスト「中国ハッカーが日本の防衛ネットに侵入」
 4.中国のネットワーク貫通型サイバー攻撃とは?
 5.9・18事変記念日に反日暴動の予兆
 6.反日暴動が国内不満暴動に姿を変えるか
 7.中国は武力を使わず「経済的威圧」で敵国を追い込む
 8.中国の「経済的威圧」にG7は連携して対抗
 9.中国の華夷秩序と日本の媚中派
10.チャイナフェスティバルに福田元首相は出席?
11.外交相互主義で日本は中国水産物を禁輸すべき
12.日本はできるだけ早くWHOに提訴すべきだ
13.国民1人千円多く魚を食べれば1200億円の補填
14.台湾有事になったら中国は何を起こすか

門田隆将

門田隆将
作家・ジャーナリスト

1958 年高知県生まれ。 中央大学法学部卒業後、新潮社に入社。 週刊新潮編集部に配属され、記者、デスク、次長、副部長を経て、2008 年4月独立。 「毅然と生きた日本人」をテーマに幅広い分野で作品を執筆。 『この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』で、山本七平賞受賞。主な著書に『なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日』、『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』、『汝、ふたつの故国に殉ず 台湾で英雄となったある日本人の物語』、『奇跡の歌 戦争と望郷とペギー葉山』(小学館)、『オウム死刑囚 魂の遍歴 井上嘉浩 すべての罪はわが身にあり』、『日中友好侵略史』など多数。

大澤淳

大澤淳
中曽根世界平和研究所主任研究員

1971年生。慶應義塾大学法学部1994年卒、同大学大学院法学研究科修士課程1996年修了(法学修士)。1995年世界平和研究所研究員、2009年同主任研究員、2014年〜2016年内閣官房国家安全保障局参事官補佐(サイバー安全保障担当)、2017年中曽根康弘世界平和研究所主任研究員。現在、鹿島平和研究所理事、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)情勢研究室長・統括情報分析官、笹川平和財団特別研究員を併任。最近の著作に、「将来戦を見据えた新領域整備を」産経新聞社『正論』2022年8月号。「サイバー安全保障における先端技術保護」『外交』Vol. 77、2023年1/2月号。「新領域 における戦い方の将来像-ロシア・ウクライナ戦争から見るハイブリッド戦争の新局面」高橋杉雄編著『ウクライナ戦争はなぜ終わらないのか』(文春新書、2023年6月)。

※ プロフィールは放送日2023.09.01時点の情報です

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