≪櫻井よしこの対談後記≫
　デジタル担当大臣の河野太郎さんは、所管外の自然エネルギータスクフォースを作りました。そこに中国の国営企業の資料が使われていました。その件について、まだきちんとした説明をしていません。
　国の根幹であるエネルギーを、ロシアや中国に頼ろうとする政策を推進している河野大臣は大臣たる前に政治家としての資格を欠いています。
　石橋文登さんと有元隆志さんの３人で、岸田政権の政治資金問題の処分のあり方についても議論しました。
訪米から戻ったあと、岸田さんはより深刻な局面に直面するのではないか、自民党主導の政治が大きく変わるのではないかと予測します。

≪対談で語られた論点≫
　１． 河野太郎氏は中国企業ロゴ事件の説明責任を果たしていない
　２． 河野TFの人選に恣意があったのではないか
　３． アジアスーパーグリッドは信頼できる国で構成されていない
　４． 岸田、河野は朝日新聞を世論と勘違いしていないか
　５． 河野氏の動きと再エネ財団の動きが重なっている
　６． 「河野太郎を首相にしてはいけない」
　７． 座長だった塩谷氏の罪は格段に重い
　８． 自民党処分は妥当だったのか
　９． 世耕氏は衆院選に出馬し、二階氏三男と戦うのか
１０．立憲民主・共産、朝日は身内不祥事を処分しなかった
１１．西村氏に対する党員資格停止は厳しくないか
１２．東京１５区の顔ぶれと結果はデータとしておもしろい
１３．なぜ小池都知事はスキャンダルまみれの乙武氏を担いだか
１４．東京知事選に次に出てくる候補は？
１５．なぜ小池氏は菅、萩生田氏などとの関係を修復したか

石橋文登
政治ジャーナリスト・千葉工業大学特別教授

1966年福岡県生まれ。90年、京都大学農学部を卒業後、産経新聞社に入社。奈良支局、京都総局、大阪社会部を経て2002年に政治部に異動。政治部次長を経て、編集局次長兼政治部長などを歴任。2019年4月、同社を退社。6月から千葉工業大学審議役、2020年7月から特別教授。著書に「安倍『一強』の秘密」（飛鳥新社）、「国会議員に読ませたい敗戦秘話」（産経新聞出版、共著）、「『脱原発』が地方を滅ぼす」（産経新聞出版、共著）など多数。

有元隆志
産経新聞月刊「正論」発行人兼調査室長

1965年神奈川県生まれ。学習院大学法学部卒業、1989年産経新聞社入社。ワシントン特派員、政治部次長、編集局副編集長、政治部長を歴任。現在、フジサンケイグループの理論的支柱である月刊誌『正論』の発行人兼調査室長を務める。主な著書に「歴史戦」「日本共産党研究」（産経新聞出版、共著）など。

※ プロフィールは放送日2024.04.05時点の情報です