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Vol.631 会員限定

テレビ大敗北!人々はSNSを信じた

兵庫知事選に見るSNS選挙の力と危うさ

2024.11.22 72分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 今夜は、世にも不思議に思える兵庫県知事選挙について語りました。
 論じたのはNHK党の立花孝志さん、ネット評論家の新田哲史さん、経済評論家の上念司さんです。
 なぜ、齋藤元彦さんは知事に返り咲くことができたのか、立花孝さんと新田さんはなぜ、齋藤さんの応援に入ったのか。
 兵庫県議会が巨大な虚偽情報発信の震源地になっていました。テレビ局、大手新聞社、週刊誌に至るまで、虚偽を一緒にやっていたのです。とりわけNHK、朝日、読売はその権威と信用を完全に裏切っています。
 偽情報拡散のからくりを立花、新田両氏が解き明かしました。驚きましたが、これに似たようなことは松本サリン事件など過去にもありました。情報の真贋を見る目を養わないと、とんでもないことになります。

≪対談で語られた論点≫
 1.なぜ立花氏は知事選に参戦したのか
 2.内部告発で公益通報者保護法が悪用された
 3.なぜ新田氏は知事選に参戦したのか
 4.告発者元局長の公用PCに女性問題の記述があったか
 5.立花氏の音声データの取得ルート
 6.斎藤氏のパワハラ、おねだり報道のエビデンスがあるか
 7.新田氏の音声データの取得ルート
 8.なぜメディアが公用PCの「不倫日記」を隠すのか
 9.「政治的な公平さ」についてのBPO見解
10.斎藤氏たたきと松本サリン報道の類似
11.週刊文春、新潮も元局長の女性問題に触れない
13.話題の提供はテレビ、議論の主役はSNS
14.オールドメディア監視の中で斎藤知事の歩む道
15.選挙中から今も斎藤知事から立花氏に連絡なし
16.SNS情報を選択する分析能力を養え!

立花孝志

立花孝志
NHK党党首

1967年大阪府生まれ。1986年に大阪府立信太高校卒業後、NHK入局。和歌山放送局を経て大阪放送局経理部に異動、1998年にNHK本部報道局や編成局で勤務する。2005年に週刊文春でNHKの不正について実名で内部告発し、NHKを退職。その後、フリージャーナリストとして活動し、立花孝志ひとり放送局株式会社を設立した。2015年に船橋市議会議員に初当選、2016年東京都知事選挙に立候補するも落選した。2017年に葛飾区議会議員に当選、2019年7月「NHKから国民を守る会」党首として参院選に比例区から立候補し当選。、同年10月、参議院埼玉県選挙区の補欠選挙に出馬。

上念司

上念司
経済評論家

株式会社「監査と分析」代表取締役。1969年、東京都生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。在学中は日本最古の弁論部・辞達学会に所属。日本長期信用銀行、臨海セミナーを経て独立。2007年より、経済評論家・勝間和代氏と株式会社「監査と分析」を設立。取締役・共同事業パートナーに就任。2011年の東日本大震災に際しては勝間氏と共に「デフレ脱却国民会議」を設立し、事務局長に就任。震災対策として震災国債を日本銀行の買いオペ対象とすることを要求。白川方明総裁までの日本銀行の政策を強く批判してきた。著書に『テレビ局はなぜ「放送法」を守らないのか —民主主義の意味を問う』(ベストセラーズ)、『財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済』『習近平が隠す本当は世界3位の中国経済』(講談社+α新書)など多数。

新田哲史

新田哲史
ソーシャルラボ代表取締役社長

株式会社ソーシャルラボ代表取締役社長。1975年、神奈川県生まれ。2000年、早稲田大学卒業後、読売新聞社(現読売新聞東京本社)に記者職で入社し、地方支局、社会部、運動部で勤務。2011年PR会社に転身し、13年独立(16年法人化)。15年言論サイト「アゴラ」編集長就任。野党党首の二重国籍問題のスクープや米大統領選(16年)でのトランプ氏当選予測的中、富山県知事選で現職陣営の落選につながった疑惑報道などを発信。20年アゴラ編集長を退任。21年春、新メディア「SAKISIRU」を創刊(24年4月末終了)。著書に『蓮舫VS小池百合子、どうしてこんなに差がついた?』(ワニブックスPLUS新書)など。『月刊Hanada』で「ファクトチェック最前線」連載中。

※ プロフィールは放送日2024.11.22時点の情報です

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