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Vol.127 一般公開

原子力規制委の安全審査基準は適正か
活断層の活が消えただの断層も危なくなった

2015.03.27 56分

 関西電力など4社が、運転開始から40年前後の原発5基を廃炉にすると決めました。福島第一原発の事故を受けて、原発の運転期間を原則40年と制限し、その後に廃炉にする改正原子炉等規制法の適用によっては、日本国内の原発はゼロへの道を進みます。原発の再稼働が進まないのは何故なのか 原子力規制委員会の安全審査基準は適正か、安全審査の現場で今何が起きているのか 日本の原発の安全レベルはいまどこまで改善されているのか、原発を巡る日本と世界の事情はどれ程かけ離れているかなど、対談は問題点の整理と今後のエネルギー政策を考えるうえで極めて有益な議論が満載です。
 対談の冒頭、公平な伝え方がなされるべきメディアの原発報道が、事実に反し報道されている例として 1.テレビ朝日「報道ステーション」3・24放送『再稼動この夏にも“地震想定”は大丈夫か』 2.NHKスペシャル昨年12・24放送『メルトダウンFile.5知られざる大量放出』の放送内容を細かく分析し、どの部分がどのように事実に反しているかを奈良林教授が指摘し、反論と抗議を行いました。
活断層と安全性の議論の中で、櫻井キャスターは「敦賀2号では裏底断層=活断層を問題にしていたのが、いつの間にか問題ではなかったD-1破砕帯が「活」を取って、どんな小さなひび割れも危ないとなった」と指摘すると、奈良林教授は「大事なのは主断層、活断層が動いた時につられて副断層やヒビが、どういう動きをして原発にどんな影響があるかを工学的に評価し、対策をとればいい。活断層かどうかという議論だけでは、安全性を高める議論になりません」と議論の在り方に警鐘を鳴らしました。

≪動画インデックス≫
 1.テレ朝・報道ステーション『川内原発の地震想定は大丈夫か』は事実に反する
 2.NHKスペシャル『メルトダウンFile.5知られざる大量放出』も事実に反する 
 3.地震でなく津波を見過ごしてきた責任は重大だ!
 4.原発が行っている安全性への努力をメディアは伝えていない
 5.敦賀2号中心施設の下を走るのは活断層か?断層か?
 6.いつの間にか活断層の「活」が消え、活断層でない断層も対象になった
 7.菅直人元首相が仕掛けた「原発ゼロへの道」=原子力規制委員会+活断層+40年問題
 8.適正に運用されなければ40年問題制度は原発のシュレッダーマシーンだ!
 9.米国の安全審査期間は5年、10年なのに、日本は膨大な審査でたったの1年3ヶ月
10.原子力規制委員会の安全審査が、適正に行われているか監視する制度を
   作るべきだ!

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奈良林 直
北海道大学教授

1952年東京都生まれ。1978年東京工業大学大学院理工学研究科原子核工学専攻修士課程修了、(株)東芝入社後、原子力事業本部原子力技術研究所に配属され、原子炉の安全性について研究を行う。2005年に北海道大学大学院工学研究科助教授に就任し、2007年から現職。内閣府原子力安全委員会専門委員、原子力安全保安院安全性総合評価意見聴取会委員など歴任。第4世代など新世代原子力発電所の安全技術に関する第1人者。

※ プロフィールは放送日2015.03.27時点の情報です

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