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Vol.220 一般公開

譲位検討「急ぐ」と「慎重に」が拮抗

若い世代は圧倒的に慎重に対処すべきが多い

2017.01.06 62分

 2017年、安倍政権の最大の懸案は、天皇のご譲位問題だと言われます。天皇陛下の退位などを検討する政府の有識者会議は、1月下旬にも譲位を可能とする法整備の中間報告を行います。その中間報告を国会で与野党が協議し、政府は、国会の流れを踏まえて3月中にも結論をまとめ、5月の連休後には法案を提出し、国会で採決の方針です。政府は今上天皇1代限りの譲位を認める方向ですが、特別措置法によるか、皇室典範の改正を行うのかまだ見通せていません。
 対談の冒頭で、竹田恒泰氏は「基本的に譲位はなさるべきではないと思うが、陛下のおことばが出た以上、問題が起こらない形で実現するのは特措法と申し上げている」と譲位についての見解を明らかにしました。竹田氏は「おことばの後の8月に行った世論調査では、ほとんどが早くやるべきだという論調だったが、10月の世論調査では『生前退位、検討「急ぐ」「慎重に」が拮抗』という見出し、11月では若い世代は圧倒的に慎重に対処すべきと世論が変わってきています。有識者会議で櫻井先生らが堂々と『譲位に反対、摂政で』とご意見なさった影響もあったと思います」と分析しました。
 対談は、顕宗天皇、光格天皇、孝明天皇など天皇にまつわる物語を交えながらテンポよく進みました。対談の最後に櫻井キャスターは、譲位問題から1月20日に就任式を迎えるトランプ次期米大統領に話題を移し、「自国ファーストや民族的なナショナリズムが強くなり世界が混乱する中で、果たすべき日本の役割は何か」と尋ねました。竹田氏は「3~4世紀の大和朝廷は、日本列島の30国を戦争を行わず話し合いだけで統合したと古事記に書かれています。こうした混乱する時代だからこそ日本は和の精神を発揮して、世界に貢献することができる」と力強く語りました。

≪動画で語られた論点≫
 1.譲位問題での竹田恒泰氏の見解は「特措法」で1代限り
 2.譲位世論調査が90%支持から「慎重に」と若者中心に変化
 3.第23代顕宗天皇が間違った命令に家臣がどう対応したか
 4.皇室典範に譲位規定が存在しない理由とは?
 5.現天皇の先祖にあたる光格天皇がいなければ幕末の歴史は変わった
 6.天皇陛下おことばの中の「平成30年」の意味
 7.女系宮家は女性天皇、女系天皇の入り口、将来皇室をつぶす議論になる
 8.特措法だけで皇室典範を触らず譲位が可能か?
 9.グローバリズムの限界が見えてきた
10.日本は3~4世紀の時代、大和朝廷は話し合いだけで30の国を統合した
11.安倍首相はすべての面でトランプ氏より優れている
12.今こそ日本は国柄と精神で世界をリードすべきだ

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竹田恒泰
作家

昭和50年に東京生まれ。生家は旧皇族・竹田家で、明治天皇の玄孫に当たる。慶應義塾大学法学部卒業、憲法学・史学の研究に従事する。日本オリンピック委員会(JOC)会長の竹田恒和氏は父。平成18年に著書『語られなかった皇族たちの真実』で山本七平賞を受賞、その他『エコマインド~環境の教科書』、『皇室へのソボクなギモン』(共著)、『旧皇族が語る天皇の日本史』、『面白いけど笑えない中国の話』、『面白いけど笑えない韓国の話』など著書多数。ニコニコ動画「竹田恒泰チャンネル」で新聞記事解説を配信中。

※ プロフィールは放送日2017.01.06時点の情報です

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