過去の放送

Vol.345 一般公開

言葉でロシアの侵攻は止まらなかった

憲法改正しなければウクライナと同じ運命

2019.05.31 61分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 今夜の言論テレビは作家の竹田恒泰さんと、ウクライナの24才の青年をお招きいたしました。竹田さんには新しい天皇皇后両陛下の国際親善のデビューについて論評していただきました。多くの国民が注目した皇后陛下、雅子様の御活躍ぶりには目を見張るものがありました。天皇陛下と共に自由に、また闊達に米国大統領夫妻と会話をこなすお姿は、まさに新しい令和の時代のお姿でした。
 ウクライナの青年、アンドリーさんには日本とウクライナの比較をしていただきました。ウクライナは2014年3月にロシアに侵略され、クリミア半島を奪われました。侵略される前のウクライナと現在の日本は平和ボケ、虚構の楽観主義、国民の平和志向、軍隊への拒否感などで非常に似通っていると言うのです。ウクライナがいかにして領土を奪われたか、そのウクライナの青年が日本に発する警告はなにか、非常に勉強になりました。

≪対談で語られた論点≫
 1.初めて見た雅子皇后の晴やかなご活躍ぶり
 2.「皇室外交」ではなく「皇室親善」
 3.18歳でロシアのクリミア侵攻が始まった
 4.なぜウクライナは非核化したのか
 5.ブタペスト覚書はロシアによって破られた
 6.沖縄は第2のクリミアになる
 7.クリミア侵攻はサイバー戦争で始まった
 8.令和の課題は憲法改正

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竹田恒泰

竹田恒泰
作家

昭和50年に東京生まれ。生家は旧皇族・竹田家で、明治天皇の玄孫に当たる。慶應義塾大学法学部卒業、憲法学・史学の研究に従事する。日本オリンピック委員会(JOC)会長の竹田恒和氏は父。平成18年に著書『語られなかった皇族たちの真実』で山本七平賞を受賞、その他『エコマインド~環境の教科書』、『皇室へのソボクなギモン』(共著)、『旧皇族が語る天皇の日本史』、『面白いけど笑えない中国の話』、『面白いけど笑えない韓国の話』など著書多数。ニコニコ動画「竹田恒泰チャンネル」で新聞記事解説を配信中。

ナザレンコ·アンドリー

ナザレンコ·アンドリー
ウクライナ人留学生

1995年、ウクライナ東部のハリコフ市に生まれ。ハリコフ·ラジオ·エンジニアリング高等専門学校で準学士学位取得。2013年11月~2014年2月、首都キエフと出身地のハリコフ市で、親欧米側の学生集団による国民運動に参加。2014年3月~2014年7月、家族と共にウクライナ軍をサポートするボランティア活動に参加。2014年8月に来日し、日本語学校を経て共愛学園前橋国際大学·国際社会学部に入学。2018年5月、北方領土や慰安婦問題等、日本の抱える国際問題を親日の立場から解説する本をウクライナで出版。

※ プロフィールは放送日2019.05.31時点の情報です

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