≪櫻井よしこの対談後記≫
　自民党の両院議員総会がついに開かれました。２時間きっちりで終わりました。
その中で、石破茂総裁退陣を促す流れが明確にできたと思います。あまりにも遅い動きだと思いますが、それでも今日の決定は自民党にとって前に進むための一歩になりました。
　あとはお盆の１週間の間に各議員が地元の声を聞いて、いかに圧倒的に石破おろしを決定づけられるかです。
　ただ、自民党の苦難は続きます。誰を新総裁にするのか、激しい駆け引きが続くでしょう。この産みの苦しみの中から、自民党は再び立ち上がらなければなりません。
　どの政治家が命がけで日本のために働こうとするのか、それを見たいと思います。

≪対談で語られた論点≫
　１． 自民党は両院議員総会を公開せよ
　２． なぜフジテレビの教訓を活かさないのか
　３． 自民党若手議員のレベルが低く過ぎる
　４． 両院議員総会で交わされた議論詳細
　５． 片山さつき氏の発言
　６． 小野寺五典政調会長の感想
　７． 森山幹事長はどういう人物か
　８． 核共有持論の石破首相が一転「核なき世界」
　９． 石破支持は自民でなく立憲、共産の支持者
１０．森山幹事長は目の前の事象しか見えない
１１．石破居座りこそ政治空白そのもの
１２．高市氏は総会に出席していたか
１３．自民党支持者が激減している
１４．石破３千万円裏金疑惑をなぜ追及しない
１５．参院選得票数は国民＋参政の方が自民より多い
１６．敗北した党執行部は選挙の総括はできない
１７．保革でなく「ポリコレ」が対立軸
１８．居座る石破ほとんど神がかり
１９．村山談話は国民をだまし討ち採択
２０．赤沢“素人外交”では国益は守れない

石橋文登
政治ジャーナリスト・千葉工業大学特別教授

1966年福岡県生まれ。90年、京都大学農学部を卒業後、産経新聞社に入社。奈良支局、京都総局、大阪社会部を経て2002年に政治部に異動。政治部次長を経て、編集局次長兼政治部長などを歴任。2019年4月、同社を退社。6月から千葉工業大学審議役、2020年7月から特別教授。著書に「安倍『一強』の秘密」（飛鳥新社）、「国会議員に読ませたい敗戦秘話」（産経新聞出版、共著）、「『脱原発』が地方を滅ぼす」（産経新聞出版、共著）など多数。

有元隆志
産経新聞特別記者

1965年神奈川県生まれ。学習院大学法学部卒業、1989年産経新聞社入社。ワシントン特派員、政治部次長、編集局副編集長、政治部長、フジサンケイグループの理論的支柱である月刊誌『正論』の発行人兼調査室長を歴任。主な著書に「歴史戦」「日本共産党研究」（産経新聞出版、共著）など。

※ プロフィールは放送日2025.08.08時点の情報です