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Vol.358 会員限定

NHK歴史観をお言葉を使い偏向報道

なぜ今、拝謁記の一部を選び公表したのか?

2019.08.30 62分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 毎年8月15日が近づくとNHKは日本糾弾の視点から様々な歴史ドキュメンタリーを報道します。今年は2本のドキュメンタリー番組が注目されます。初代宮内庁長官を務めた田島道治氏の日記をもとにした「昭和天皇拝謁記」と、戦前に10年間だけ発行されていた日本新聞の果たした役割に焦点を当てたものです。
 前者はスクープではないのですが、恰もスクープであるかのように報じたことに始まり、田島日記の全体像を示すことなく、抜粋部分を中心に番組を組み立てていました。
 NHKは、その抜粋部分だけを宮内庁記者クラブに配ったそうです。新聞、テレビ局はそれを元に拝謁記を報道しました。つまり今出回っている昭和天皇拝謁記のもとは全て、NHKだということです。NHKが報じた昭和天皇のご発言は先の大戦を頻りに反省し、謝罪したいという思いを軸にしています。NHKの歴史観を昭和天皇の御言葉を借りる形で表現した偏向報道で、日本新聞についても全く同様です。日本新聞のドキュメンタリーはまるで劇画のような、噴飯物の作品でした。

≪対談で語られた論点≫
 1.NHKは資料全体の一部のみを報道した
 2.資料のどこに想像を超えるものがあったか
 3.NHKが選んだ資料だけ各社は後追い
 4.なぜ遺族は宮内庁でなくNHKを選んだか
 5.終戦記念日を選んだNHKの政治的意図
 6.NHKの資料抜き出し基準がおかしい
 7.上皇陛下の譲位発言もNHKが特ダネ報道
 8.問題はNHKが勝手に公表を決めたことだ
 9.NHKは南京事件で公正編集をしていない
10.昭和天皇は安保環境を正しく把握していた
11.日本新聞は歴史の上澄みをすくう印象操作
12.朝日、読売、毎日に戦争責任はないのか
13.NHKラジオに戦争責任はないか
14.日本新聞より朝日の戦争責任を問うべきだ

≪お詫び≫動画の音声にトラブルがあり、聞きづらい音声で放送、収録いたしました。謹んでお詫び申し上げます。

竹田恒泰
作家

昭和50年に東京生まれ。生家は旧皇族・竹田家で、明治天皇の玄孫に当たる。慶應義塾大学法学部卒業、憲法学・史学の研究に従事する。日本オリンピック委員会(JOC)会長の竹田恒和氏は父。平成18年に著書『語られなかった皇族たちの真実』で山本七平賞を受賞、その他『エコマインド~環境の教科書』、『皇室へのソボクなギモン』(共著)、『旧皇族が語る天皇の日本史』、『面白いけど笑えない中国の話』、『面白いけど笑えない韓国の話』など著書多数。ニコニコ動画「竹田恒泰チャンネル」で新聞記事解説を配信中。

田北真樹子
産経新聞月刊「正論」編集長

1970年大分県生まれ。米国シアトル大学コミュニケーション学部でジャーナリズムを専攻し、96年産経新聞入社。整理部記者、前橋支局、外信部を経て、2000年から政治部。森喜朗首相の総理番を振り出しに、首相官邸、自民党、外務省を担当、09年にニューデリー支局長に就任。13年以降は、「歴史戦」取材班などで慰安婦問題などを取材してきた。15年に政治部に戻り首相官邸キャップを経て、現在は産経新聞正論編集長。

※ プロフィールは放送日2019.08.30時点の情報です

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