奈良林直
東京工業大学特任教授・北海道大学名誉教授
1952年東京都生まれ。1978年東京工業大学大学院理工学研究科原子核工学専攻修士課程修了、(株)東芝入社後、原子力事業本部原子力技術研究所に配属され、原子炉の安全性について研究を行う。2005年に北海道大学大学院工学研究科助教授、2007年から同大学の教授を経て、2018年から東京工業大学特任教授。内閣府原子力安全委員会専門委員、原子力安全保安院安全性総合評価意見聴取会委員など歴任。第4世代など新世代原子力発電所の安全技術に関する第1人者。
原発規制委の傲慢と定年間際裁判官の暴走
≪櫻井よしこの対談後記≫
日本のエネルギー政策は文字どおりの八方塞がりに陥っています。世界がCO2排出ゼロを目指して再生可能エネルギーと原子力発電の組み合わせに向かっている時、日本は再生可能エネルギーと火力発電の組み合わせにひたすら落ち込んでいます。これではCO2排出ゼロの国連の目標を達成することはできません。
なんとしてでも、原子力発電を1つの軸にしない限り、日本のエネルギー政策は世界中の批判を浴びることになります。加えて化石燃料を持たない日本は輸入を増やすことによって、これからの20年間で90兆円とも言われるお金をつかわなければならないという試算もあります。
どのようにしたら原子力政策を正常な形に作り直していけるのか。再生可能エネルギーと共に原発政策に心を砕かなければならない時期です。奈良林直先生をお招きして存分に論じました。エネルギー政策を歪める原子力規制委員会と裁判所の問題も取り上げました、ぜひ一緒に考えてくださいね。
≪対談で語られた論点≫
1.世界は「脱・脱原発」に向かっている
2.規制委には原発プラントの専門家がいない
3.メディアはIAEA会見を正しく伝えたか
4.原発1基に火災報知器2000個の穴開け
5.規制委が常軌を逸した無理難題
6.原発従業員の被ばく線量は日本が最も高い
7.規制委は「公職者」しか会わない不遜ぶり
8.定年、左遷異動間際の裁判長が暴走する
9.裁判官は事例がないのに「人格権」を乱発
10.40万頁の資料をたった主文88頁で否定
11.判決文の事実認定に間違いが多い
12.脱原発スウェーデンが「脱・脱原発」賛成80%に
※Edgeブラウザではスキップ機能を利用できない場合がございます。Chrome/Firefox/Safariブラウザではスキップが可能です。
※プロバイダや使用場所によっては再生が途切れる場合がございます。動画が停止した場合、ブラウザの更新ボタンを押してください。
奈良林直
東京工業大学特任教授・北海道大学名誉教授
1952年東京都生まれ。1978年東京工業大学大学院理工学研究科原子核工学専攻修士課程修了、(株)東芝入社後、原子力事業本部原子力技術研究所に配属され、原子炉の安全性について研究を行う。2005年に北海道大学大学院工学研究科助教授、2007年から同大学の教授を経て、2018年から東京工業大学特任教授。内閣府原子力安全委員会専門委員、原子力安全保安院安全性総合評価意見聴取会委員など歴任。第4世代など新世代原子力発電所の安全技術に関する第1人者。
※ プロフィールは放送日2020.01.24時点の情報です
1,870円(税込)
ロシアを従え、グローバルサウスを懐柔し、アメリカの向こうを張って、日本への攻勢を強める独裁国家。狙いを定めたターゲットはありとあらゆる手段で籠絡、法の不備を突いて深く静かに侵略を進め、露見したら黒を白と言い張る謀略の実態と大きく揺らぐ中国共産党の足元を確かな取材で看破し、「不都合な真実」を剔抉する。
990円(税込)
「日本を取り戻す」と叫んだ人。古事記の神々や英雄、その想いを継いだ吉田松陰、橋本左内、横井小楠、井上毅、伊藤博文、山縣有朋をはじめとする無数の人々。日本史を背負い、日本を守ったリーダーたちと安倍総理の魂と意思を、渾身の筆で読み解く。
968円(税込)
核恫喝の最前線で9条、中立論、専守防衛、非核三原則に国家の命運を委ねる日本。侵略者を利する空論を白日の下にさらす。 【緊急出版】ウクライナ侵略、「戦後」が砕け散った「軍靴の音」はすでに隣国から聞こえている。力ずくの独裁国から日本を守るためには「内閣が一つ吹っ飛ぶ覚悟」の法整備が必要だ。言論テレビ人気シリーズ第7弾!