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習近平は5中全会で「終身独裁」の野望

バイデン息子の中国スキャンダルの真相

2020.10.30 65分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 今夜は日本の最大の脅威、中国共産党、習近平政権の思惑についての番組でした。
 ゲストは産経新聞台北支局長の矢板明夫さん、もうお一方は内モンゴルで生まれ、北京で大学に行き、日本に留学し、日本国籍を取得した楊海英さんです。
 お二人とも中国のことはこの上なくよく知っています。10月26日から29日までの重要会議、五中全会は習近平国家主席の強硬路線を確認する場となりました。
国内においては、いよいよ中華民族による支配を強め、習近平絶対専制政治に向かってひた走っています。対外的にはアメリカとの激しい対立構図が明らかになりました。
 習近平主席は今回の会議では自分のポジションを固めきれませんでした。それだけ強い反対が国内にあるということです。しかし彼はひたすら毛沢東を信じ、毛沢東的強硬路線に突き進み続けるでしょう。
 そんな中国に一番狙われているのが日本です。菅首相は一瞬の油断も許されない状況に置かれています。ここで毅然とした態度を貫かなければ日本は中国との戦いに敗れ、その影響下に置かれてしまうと憂えています。

≪対談で語られた論点≫
 1.5中全会で後継者人事を行えなかった
 2.習近平は後15年、終身独裁を続けたい
 3.5中全会前に改革開放か強硬反米かを迷う
 4.5カ年計画に数値目標が盛り込めない理由
 5.なぜ習近平は強硬反米路線を選んだのか
 6.バイデン息子の麻薬写真を誰が撮ったか
 7.外需依存から内需主導経済へと移行した
 8.習近平と王岐山、李克強の仲が険悪
 9.少数民族の漢民族同化策は国民に受ける
10.中国に一番狙われるのは日本、そして尖閣

楊海英
静岡大学教授

1964年南モンゴル・オルドス高原生まれ。北京第二外国語学院大学日本語学科卒業。専攻は文化人類学。博士(文学)。2006年から静岡大学人文社会科学部教授。10年に『墓標なき草原――内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録』で司馬遼太郎賞受賞、18年に 第19回「正論新風賞」受賞した。ニューズウィークでコラムを執筆中。著書に『日本陸軍とモンゴル』(中公新書)、『逆転の大中国史』(文藝春秋)など多数。

矢板明夫
産経新聞台北支局長

1972年中国天津市生まれ。15歳のときに残留孤児2世として日本に移り住む。1997年慶応義塾大学文学部卒業。同年松下政経塾に入塾(第18期)。研究テーマはアジア外交。その後、中国社会科学院日本研究所特別研究員、南開大学非常勤講師などを経て、2002年中国社会科学院大学院博士課程修了後、産経新聞入社。さいたま総局などを経て、2007年から産経新聞中国総局(北京)特派員、2017年から外信部次長、2020年から現職。著書に『習近平の悲劇』(産経新聞出版)、『習近平 なぜ暴走するのか』(文春文庫)、『私たちは中国が世界で一番幸せな国だと思っていた』(石平氏との共著、ビジネス社)などがある。

※ プロフィールは放送日2020.10.30時点の情報です

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