≪櫻井よしこの対談後記≫
今夜は日本の日本たるゆえんである皇室について竹田恒泰さんとお話しました。政府は安定的な皇位継承についての制度の在り方を、有識者会議を設けて議論を始めました。私も専門家の一人として招かれ、意見陳述しました。
神武天皇以来、2700年に及ぼうとする長い歴史のなかで、わが国は一度の例外もなく男系で皇位継承をしてきました。そのことの持つ文化史的な重要性においても、男系男子による皇位継承しかありえないことを私は強調しました。
皇族の減少問題にどう対処するか、少なくなったときには増やさなくてはいけません。多くなったときには減らさなければいけません。今は何と言っても、増やすときです。
方法としては、養子を可能にするのが良いと私は考えます。
いま日本にはきちんとした暮らしをなさってきた旧宮家の男系男子が20名以上おられます。悠仁さまの良き友となられる年代の方もおられます。1日も早く旧皇族の皇籍復帰を実現し、皇室の未来を安定させたいものです。
有識者会議が開かれたのと同じ日に小室さんが長い文書を発表しました。お二人の結婚の意思は不変だと宣言する文書です。
眞子様、小室さんの結婚問題については、お二人が強行にご結婚に踏みきる可能性もあろうかという話になりました。その強硬策は眞子様がリーダーシップをとっておられるのか、小室さんが主導しているのかわからない側面もあります。
そのことを含めて、皇室の未来について竹田さんと存分に語り合いました。
≪対談で語られた論点≫
1.有識者会議で櫻井見解「男系男子維持」
2.有識者会議メンバーに皇室専門家がいない
3.皇族の役割は皇統を継ぐ男系男子の確保
4.旧宮家男子を皇籍に戻し養子縁組が現実的
5.今、旧宮家ではベビーブームが起きている
6.菅政権は「現状維持」で国会報告するだろう
7 小室文書は天皇陛下のお言葉に配慮がない
8.小室文書28ページはネットで炎上
9.主導するのは眞子さま、小室さんのどっち?
10.眞子さまは皇室離脱して結婚するするのか?
11.一時金1億5000万円は警備費用の前払い
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竹田恒泰
作家
昭和50年に東京生まれ。生家は旧皇族・竹田家で、明治天皇の玄孫に当たる。慶應義塾大学法学部卒業、憲法学・史学の研究に従事する。日本オリンピック委員会(JOC)会長の竹田恒和氏は父。平成18年に著書『語られなかった皇族たちの真実』で山本七平賞を受賞、その他『エコマインド~環境の教科書』、『皇室へのソボクなギモン』(共著)、『旧皇族が語る天皇の日本史』、『面白いけど笑えない中国の話』、『面白いけど笑えない韓国の話』など著書多数。ニコニコ動画「竹田恒泰チャンネル」で新聞記事解説を配信中。
※ プロフィールは放送日2021.04.09時点の情報です