≪櫻井よしこの対談後記≫
　今夜のゲストは岸田文雄首相に一番頻繁に会っている木原誠二官房副長官です。支持率が下がり続ける岸田政権をどのように支えているのかを聞きました。
　国民の側の不満は岸田政権の実行力が十分ではないという点にあると思います。前任の菅義偉首相と異なって、岸田首相は説明能力においては優れています。けれど政策実行力が足りない。そして遅い。そのような感じ方を木原さんにぶつけました。
　話をどんどん掘り下げていったために、エネルギーや原子力発電について聞く時間がなくなってしまいました。

≪対談で語られた論点≫
　１． 岸田官邸は官僚路線が強くないか
　２． 岸田政権は「決断」が早いが「行動」が遅い
　３． 岸田政権はドイツのように素早い政策転換ができない
　４． 官邸主導の有識者会議には防衛専門家がいない
　６． 防衛費2％増の財源は「国債」か「増税」か
　５． 防衛技術デュアルユースために日本学術会議の在り方を正せ
　７． 自衛隊との連携のため海上保安庁法25条改正ができるか
　８． 海上保安庁と自衛隊とのデータリンクを一本化せよ
　９． 憲法改正の時間設定をせよ
１０．岸田首相は安倍首相の思いを継いでいるか
１１．なぜ国会で一夜にして解散命令請求の答弁を変えたのか

木原誠二
内閣官房副長官

1970年東京都生まれ。東京大学法学部卒業。大蔵省を経て、2005年の衆議院選挙で初当選。内閣委員長、外務副大臣、外務大臣政務官などを歴任。現在は、内閣官房副長官。

※ プロフィールは放送日2022.10.21時点の情報です