≪櫻井よしこの対談後記≫
　今夜は自民党総裁選挙がテーマでした。このところずっと政治を取り扱っています。
　ゲストは石橋文登さんと有元隆志さん、３人とも口々に語ったのは政治の危機でした。自民党に期待することは無理だという突き放したムードが３人の間に漂い、それでも日本を立て直すにはどうしたらいいかという切ない話が多かったです。
　メディアの偏向、政治家の危機感の欠如、考えると我が国の問題の深刻さがわかります。でも、私たちの国です、何とかしていかないとならないと改めて思ったものです。

≪対談で語られた論点≫
　１．森山幹事長は責任を取って辞めるのか？
　２．朝日新聞（８・２８）見出し印象操作のカラクリ
　３．自民執行部が総裁選賛成議員に実名公表の脅し
　４．執行部の脅しに反発し議員が反発
　５．櫻井が大物議員たちに電話取材、その内容は？
　６．首相周辺が野党でなく党内に「解散するぞ」と脅す
　７．志ある議員は今こそ勇気をもって執行部と戦え！
　８．シンジローは発言変えて「１議員として対応する」
　９．シンジローは「憲法改正」一点突破で大総理になれ！
１０．固定ベース世論調査は石破寄り、携帯ベースは反石破
１１．究極の民意は世論調査でなく「選挙」だ
１２．オールド政党、メディア、官僚は世論誘導できない
１３．参院選で自民党パチンコ業界スキャンダル
１４．二階派バンキシャへの“桐箱のお土産”効果
１５．保革の対立は終わり、今はポリコレ対立
１６．今こそ、高市早苗氏は旗を掲げ声を上げ戦う時だ。

石橋文登
政治ジャーナリスト・千葉工業大学特別教授

1966年福岡県生まれ。90年、京都大学農学部を卒業後、産経新聞社に入社。奈良支局、京都総局、大阪社会部を経て2002年に政治部に異動。政治部次長を経て、編集局次長兼政治部長などを歴任。2019年4月、同社を退社。6月から千葉工業大学審議役、2020年7月から特別教授。著書に「安倍『一強』の秘密」（飛鳥新社）、「国会議員に読ませたい敗戦秘話」（産経新聞出版、共著）、「『脱原発』が地方を滅ぼす」（産経新聞出版、共著）など多数。

有元隆志
産経新聞特別記者

1965年神奈川県生まれ。学習院大学法学部卒業、1989年産経新聞社入社。ワシントン特派員、政治部次長、編集局副編集長、政治部長、フジサンケイグループの理論的支柱である月刊誌『正論』の発行人兼調査室長を歴任。主な著書に「歴史戦」「日本共産党研究」（産経新聞出版、共著）など。

※ プロフィールは放送日2025.08.29時点の情報です