≪櫻井よしこの対談後記≫
　ゲストは今夜も石橋さんお香央文登さんと有元隆志さんでした。政局の分析において、彼らの右に出る人はいないと自信を持っています。
　自民、維新の連携強化で、高市さんの総理大臣就任がほぼ確定したと、私は考えていますが、石橋さんは政治の世界は一寸先は闇だと慎重です。高市さんが首相になったとしても、ならなかったとしても、彼女のチャンスは続くと思います。
　今回の政局を機に石破茂首相をはじめとする古いリベラル思考の政治家が振り落とされていくのでしょう。自公連立から離脱した公明党、そして危うく立憲の誘いに乗りかかった国民民主、この２つの政党は大きく力を失っていくと思います。
　自民党が一旦去った人々を取り戻す好機です。石橋さん、有元さんの分析をお楽しみください。

≪対談で語られた論点≫
　１．自民と維新はなぜ急速接近したか
　２．自民と維新の交渉パイプは誰？
　３．大阪府連を抱える高市総裁と維新の微妙な関係
　４．維新の議員定数削減の本気度
　５．野党公明党で選挙区、比例で票は激減か
　６．創価学会佐藤副会長の脅し戦術が破綻か
　７．維新は連立入りをするのか，政策協力か
　８．高市首相は本当に誕生するか。
　９．なぜ自民党に続々と党員が戻っているのか
１０．高市総裁は石破グループなど党内統率をどう取るか
１１．公明党内の対立は強まるか
１２．玉木国民民主は今後どうなるのか
１３．玉木仮面を取れば見える野田の顔
１４．高市首相が誕生後にすぐなすべきこと

石橋文登
政治ジャーナリスト・千葉工業大学特別教授

1966年福岡県生まれ。90年、京都大学農学部を卒業後、産経新聞社に入社。奈良支局、京都総局、大阪社会部を経て2002年に政治部に異動。政治部次長を経て、編集局次長兼政治部長などを歴任。2019年4月、同社を退社。6月から千葉工業大学審議役、2020年7月から特別教授。著書に「安倍『一強』の秘密」（飛鳥新社）、「国会議員に読ませたい敗戦秘話」（産経新聞出版、共著）、「『脱原発』が地方を滅ぼす」（産経新聞出版、共著）など多数。

有元隆志
産経新聞特別記者

1965年神奈川県生まれ。学習院大学法学部卒業、1989年産経新聞社入社。ワシントン特派員、政治部次長、編集局副編集長、政治部長、フジサンケイグループの理論的支柱である月刊誌『正論』の発行人兼調査室長を歴任。主な著書に「歴史戦」「日本共産党研究」（産経新聞出版、共著）など。

※ プロフィールは放送日2025.10.17時点の情報です