過去の放送

Vol.183 一般公開

中村征夫の海の魅力、里海と漁師たち

日本の海の美しさを撮り続け、その海を守る

2016.04.22 68分

 櫻井キャスターが日本テレビ『きょうの出来事』のキャスター時代に、写真家中村征夫さんとの名物特集がありました。この特集の目玉は、中村さんが撮影する素晴らしい海と生き物の映像ですが、もう一つの売り物は、「このお魚はなぁ~に?」「まぁ~、かわいい」などとささやく櫻井キャスターの少し艶っぽい質問や合いの手でした。その人気特集コンビが、時空を超えて言論テレビで復活します。
 4月22日金曜夜9時『櫻LIVE 君の一歩が朝(あした)を変える!』第183回放送のゲストは、水中写真の第一人者中村征夫さんです。対談は、中村さん渾身の作品30枚を取り上げ、海の中で自在に暮らす生き物たち、さらに人間と海について語り合いました。中村さんの最新作は『遥かなるグルクン』。グルクンは沖縄の県魚タカサゴのことです。櫻井キャスターが沖縄の美しい海をあえてモノクロで撮った意味をお聞きしますと中村さんは「ウミンチュ達の深い皺だとか憂いをおびた目線はカラーでは表現できずモノクロに切り替えて撮り直し32年になります。色を消した方が内面が浮かび上がって、様々なことが空想できる」と話してくれました。
 中村さんは日本の海を見つめる内に、海を「里海」と捉えるようになりました。目の前の里海で暮らす漁師の皆さんの姿が中村さんの次のテーマです。対談の中ではこれまで入れなかった福島・五色沼国立公園の美しい映像も紹介していただきました。「日本の海の美しさを撮り続け、美しい海を守ること」は、中村さんが生涯をかけて追求するテーマです。

≪動画インデックス≫
 1.奥尻島地震で30メートルの津波に襲われた!
 2.最新作『遥かなるグルクン』は原色の沖縄の海と漁師をモノクロで撮った
 3.ゴーグルの木のメガネ「ミーカガン」の値段は牛1頭分でも買えない
 4.伝承のグルクン追い込み漁の漁師は糸満に売られた貧しい農家の子供たち
 5.モノクロで色を消した方が内面が浮かび上がり、空想ができる
 6.次のテーマは「里海」、素朴な漁で魚介類をいただき暮らす人たちの風景
 7.玄界灘沖ノ島の80歳の海女さんは豹柄レオタードを着て潜る
 8.三宅島ハマフエフキ漁は人間と魚の騙し合い漁
 9.海に着くと森を見る、森が健康的だと海の中も素晴らしい
10.沖縄のサンゴの海には菌がウヨウヨ、慶良間のサンゴが癌に侵される
11.水深40メートルに移動したサンゴ群生を発見!
12.夢は「日本列島海中百景」の撮影
13.誰も潜ったことのない福島・五色沼国立公園の神秘の世界
14.中村征夫の生涯テーマは「日本の海の美しさを撮り続け、美しい海を守ること」

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中村征夫
写真家

1945年秋田県昭和町(現・潟上市)生まれ。19歳のとき神奈川県真鶴岬で水中写真を独学で始める。撮影プロダクションを経て、31歳でフリーランスとなる。1977年東京湾にはじめて潜り、ヘドロの海で逞しく生きる生きものに感動、以降ライフワークとして取り組む。数々の報道の現場の経験を生かし、新聞、テレビ、ラジオ、講演会とさまざまなメディアを通して海の魅力や海をめぐる人々の営みを伝えている。2009年秋田県潟上市にフォトギャラリーブルーホールを開設した。1988年にルポルタージュ「全・東京湾」と写真集「海中顔面博覧会」で木村伊兵衛写真賞、2007年に写真集「海中2万7000時間の旅」と写真展「海中2万7000時間の旅」(東京都写真美術館)で土門拳賞を受賞。

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