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Vol.298 会員限定

私達は結愛ちゃんの命を救える国になる

虐待死を防ぐため児相と警察は情報共有せよ

2018.07.06 112分

≪櫻井よしこの対談後記≫
「もうパパとママにいわれなくとも 
しっかりとじぶんから
きょうよりか もっともっとあしたは 
できるようにするから
もうおねがい ゆるして ゆるしてください」
 幼子の結愛ちゃんが残した言葉はどんな人の心にも深く染みこみます。その言葉は、私たち大人に、なぜあの子の命が救えなかったのかと問いかけます。
 言論テレビは、特別番組でこの問題を取り上げました。我が国の児童相談所の問題、警察の問題、政治の問題などを具体的に論じ、どこに落とし穴があったのかを明らかにしました。子供を産み育てることの意味、日本社会が子供という存在にどう向き合ってきたかも語り合いました。家庭のあり方も子育ても大きく変化してしまっても、私たちは結愛ちゃんの命を救える国でなければなりません。日本ではどの子の命も救っていく、そんな決意で議論を重ねました。
 その第一歩として児童相談所と警察の間での全件情報共有を私たちの力で実現させていこうと約束しました。これからも続けて児童虐待のニュースを追っていきます。

≪対談で語られた論点≫
 1.結愛ちゃんのノートが大人に衝撃を与えた
 2.密室化家庭にアダルトチルドレンが増殖中
 3.「児相」と「警察」は遺伝子が違う
 4.児相は他機関に排他的すぎる
 5.児相は他機関との連携を「面倒くさがる」
 6.「全件共有」に警察庁と警視庁が動かない
 7.役人を動かすのはやはり政治の力だ
 8.安倍首相と小池都知事の責任を問う
 9.児相は「介入」→「支援」に力を移すべき
10.日本国憲法には「家族規定」がない
11.虐待死は権利だけ社会の成れの果て

門田隆将
ノンフィクション作家

1958年高知県安芸市生まれ。中央大学法学部政治学科卒業後、新潮社に入社。『週刊新潮』編集部に配属、記者、デスク、次長、副部長を経て、2008年4月に独立。週刊新潮時代は、特集班デスクとして18年間にわたって様々な分野で800本近い特集記事を執筆。著書に『裁判官が日本を滅ぼす』(新潮社)、『なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日』(新潮社)、『太平洋戦争 最後の証言』シリーズ(小学館)、生前の吉田昌郎所長に単独、長時間インタビューして書き上げた『死の淵を見た男—吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』(PHP研究所)、『日本、遥かなり エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」』(PHP研究所)など多数。『この命、義に捧ぐ—台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社)で第19回山本七平賞受賞。最新刊は『奇跡の歌 ~戦争と望郷とペギー葉山~』(小学館)。

後藤啓二
弁護士・シンクキッズ代表理事

1959(昭和34)年兵庫県生まれ。弁護士。東京大学法学部卒業後、警察庁に入庁。大阪府警、愛知県警各部長、内閣参事官(安全保障・危機管理担当)を歴任後、2005年に退官。後藤コンプライアンス法律事務所を設立、リスク管理など企業法務と犯罪被害者支援に携わる。NPO法人「Think Kids(シンクキッズ)子ども虐待・性犯罪をなくす会」代表理事を務める。

※ プロフィールは放送日2018.07.06時点の情報です

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