過去の放送

Vol.329 一般公開

起死回生は衆参ダブル選挙で野党分断

安倍首相のやる気スイッチは選挙決断で入る

2019.02.08 60分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 今夜の言論テレビは名物黒シャツ記者、産経新聞政治部長の石橋文登さんでした。ずばり、選挙と政局についての話です。
 枝野幸男立憲民主党代表がどんな戦略を考えているのかを詳しく語りました。枝野戦略は政治家としての信念も矜持も捨てて、ひたすら労働組合(自治労)の支援を得るためだと言うのです。連合の中の左翼労組を動員して、選挙を闘い、左の陣営でヘゲモニーを握ろうというのが枝野氏の狙いです。
 そのような状況の中で、国民民主党の玉木代表が小沢一郎氏と手を結びました。玉木氏のことをスーパー政治音痴と石橋さんは呼びました。民主党が持っていると言われる100億円のお金と共に玉木氏は小沢氏に操縦されてしまうのでしょう。
 そうした中で安倍首相が打つべき手は衆参同時選挙しかないというのが石橋さんの結論です。数字を上げての説明は極めて納得のいくものでした。

≪対談で語られた論点≫
 1.民主党の失敗は「合併」の繰り返し
 2.選挙ノウハウを持っているのは自治労だけ
 3.参院選は32の「1人区」が勝負
 4.安倍政権の特徴は支持も不支持も高い
 5.社会主義者は「嘘も方便」
 6.玉木雄一郎代表は“スーパー政治音痴”
 7.国民民主は政治資金100億円のお金持ち
 8.小沢一郎と枝野幸男が接近する可能性
 9.左翼は執行部を握ることに力を入れる
10.起死回生は衆参ダブル選挙
11.ダブル選挙で問えるのは日ロ領土交渉
12.ラブロフ露外相発言は気にする必要はない
13.新天皇即位と米露大統領訪日は外交好機
14.安倍首相のやる気スイッチは選挙決断で入る

Edgeブラウザではスキップ機能を利用できない場合がございます。Chrome/Firefox/Safariブラウザではスキップが可能です。

プロバイダや使用場所によっては再生が途切れる場合がございます。動画が停止した場合、ブラウザの更新ボタンを押してください。

石橋文登

石橋文登
産経新聞政治部長

※ プロフィールは放送日2019.02.08時点の情報です

言論テレビ 会員募集中!

生放送を見逃した方や、再度放送を見たい方など、続々登場する過去動画を何度でも繰り返しご覧になることができます。
詳しくはこちら
Instagramはじめました フォローはこちらから

アップデート情報など掲載言論News & 更新情報

週刊誌や月刊誌に執筆したコラムを掲載闘うコラム大全集

  • 異形の敵 中国

    異形の敵 中国

    2023年8月18日発売!

    1,870円(税込)

    ロシアを従え、グローバルサウスを懐柔し、アメリカの向こうを張って、日本への攻勢を強める独裁国家。狙いを定めたターゲットはありとあらゆる手段で籠絡、法の不備を突いて深く静かに侵略を進め、露見したら黒を白と言い張る謀略の実態と大きく揺らぐ中国共産党の足元を確かな取材で看破し、「不都合な真実」を剔抉する。

  • 安倍晋三が生きた日本史

    安倍晋三が生きた日本史

    2023年6月30日発売!

    990円(税込)

    「日本を取り戻す」と叫んだ人。古事記の神々や英雄、その想いを継いだ吉田松陰、橋本左内、横井小楠、井上毅、伊藤博文、山縣有朋をはじめとする無数の人々。日本史を背負い、日本を守ったリーダーたちと安倍総理の魂と意思を、渾身の筆で読み解く。

  • ハト派の嘘

    ハト派の噓

    2022年5月24日発売!

    968円(税込)

    核恫喝の最前線で9条、中立論、専守防衛、非核三原則に国家の命運を委ねる日本。侵略者を利する空論を白日の下にさらす。 【緊急出版】ウクライナ侵略、「戦後」が砕け散った「軍靴の音」はすでに隣国から聞こえている。力ずくの独裁国から日本を守るためには「内閣が一つ吹っ飛ぶ覚悟」の法整備が必要だ。言論テレビ人気シリーズ第7弾!