百田尚樹
作家
1956年大阪生まれ。同志社大学を中退。放送作家として人気番組「探偵!ナイトスクープ」など多数担当。2006年特攻隊の零戦乗りを描いた『永遠の0』で作家デビューし、2013年出光興産の創始者出光佐三をモデルに世界のメジャーに対抗した男を描いた「海賊と呼ばれた男」が本屋大賞を受賞した。『永遠の0』は文庫本が370万部を突破、映画『永遠の0』が観客動員数700万人と大ヒットした。最近の著書に『フォルトゥナの瞳』『鋼のメンタル』『カエルの楽園』『幻庵』『戦争と平和』などがある。
日本批判は表現の自由で韓国批判はヘイトか
≪櫻井よしこの対談後記≫
百田尚樹さんとのセッションはあらかじめ決められたシナリオではなく、百田さんの関心のある事柄について語り合いました。
週刊ポストの韓国特集が「ヘイト」だとされ、非難の渦の中で週刊ポストが謝るはめになりました。私はつい、新潮45の事実上の廃刊を思い出しました。雑誌や新聞は様々な議論が闘われる場所です。異なる意見があるのは当たり前です。
それを許容してさらに議論し、深めていくのが言論、表現の自由だと考えます。にもかかわらずリベラル系の言論人たちは週刊ポストの韓国批判を「ヘイト」だと決めつけました。でもそのような人々が愛知トリエンナーレ「表現の不自由展」に関しては批判をしたわけではありません。
そこでは昭和天皇の映像がバーナーで焼かれ、最後には足で踏みつけられるというビデオが上映されていました。これこそ、日本に対する「ヘイト」だと私は思いますが、このことについては批判をしないのです。日本に対する批判は表現の自由であり、韓国に対する批判は「ヘイト」だというのはダブルスタンダードです。だからこそ週刊ポストは謝らず、正々堂々と議論を続けていくべきだったと思います。
≪対談で語られた論点≫
1.『夏の騎士』は小説家としての集大成
2.日本批判は表現の自由で韓国批判はヘイト
3.いつもの人たちがいつものWスタンダード
4.「週刊ポスト」は謝罪するべきでなかった
5.作家は「表現の不自由展」を批判したのか
6.百田尚樹著『今こそ韓国に謝ろう』の意味
7.検事総長尹錫悦VS法相候補チョ・グク
8.韓国司法の判断基準は「国民感情」
9.日本が初めて韓国に「NO」と言った
10.百田「副読本Ⅱ」のテーマは「天皇」
11.皇室は民族の心の中から生まれた
12.錦の御旗=皇室の権威で幕府軍総崩れ
13.権力でなく「権威」で皇室は存続した
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百田尚樹
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1956年大阪生まれ。同志社大学を中退。放送作家として人気番組「探偵!ナイトスクープ」など多数担当。2006年特攻隊の零戦乗りを描いた『永遠の0』で作家デビューし、2013年出光興産の創始者出光佐三をモデルに世界のメジャーに対抗した男を描いた「海賊と呼ばれた男」が本屋大賞を受賞した。『永遠の0』は文庫本が370万部を突破、映画『永遠の0』が観客動員数700万人と大ヒットした。最近の著書に『フォルトゥナの瞳』『鋼のメンタル』『カエルの楽園』『幻庵』『戦争と平和』などがある。
※ プロフィールは放送日2019.09.06時点の情報です
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