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Vol.399 会員限定

今度は香港民主派が戦車の前に立つ時

国際社会は香港脱出の優秀人材を奪い合う

2020.06.12 64分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 今夜の言論テレビは門田隆将さんと矢板明夫さんを交えて香港、中国、台湾、日本を論じました。
 中国という厄介な隣国ゆえに、どれ程香港が苛められ、台湾が脅かされ、日本も危険に晒されていることでしょうか。とても一言で言い表せない、中国の歴史に対する復讐劇が続いています。あらゆる方面からあらゆる力を使って締め上げてくる中国共産党の存在に果敢に向き合っていかなければ潰されてしまいます。
 香港の人々はいまや、とどまって闘うという人々と、香港を事実上諦め、脱出する人々とに二分されています。世界は香港の闘いを指示しながらも、他方で香港の優秀な人材を巡って奪い合い合戦を展開しています。台湾は小さな国ながら果敢に中国と闘い、アメリカとの共闘関係に入りました。
 日本は香港、台湾と較べて力が強く経済規模が大きいだけに、中国の脅威に対する油断があります。ある意味、一番危うい所にいるのが日本です。日本はどこをどう、気をつけなければならないか。日本はどれだけの危機に直面しているか。
 どうぞ三人の鼎談をお聞きください。

≪対談で語られた論点≫
 1.今度は香港人が戦車の前に立つ
 2.海外市民権を取れる世代かどうかで2分裂
 3.北京が焦る立法院選挙での民主派戦略
 4.トランプは株高を維持して中国と戦いたい
 5.香港は中国にとって“酸素ボンベ”
 6.中国の“新しい酸素ボンベ”は日本?
 7.中国は国家安全法を対米交渉カードで使う
 8.習近平はコロナ賠償を香港にすり替えた
 9.立法院選挙前の全人代常務委で香港論議?
10.英国は優秀な香港人材の“総取り”を狙う 
11.中国の戦略は米国と同盟国の間を切り離す
12.日本は香港で政治的立場を明確にすべきだ

門田隆将
ノンフィクション作家

1958年高知県安芸市生まれ。中央大学法学部政治学科卒業後、新潮社に入社。『週刊新潮』編集部に配属、記者、デスク、次長、副部長を経て、2008年4月に独立。週刊新潮時代は、特集班デスクとして18年間にわたって様々な分野で800本近い特集記事を執筆。著書に『裁判官が日本を滅ぼす』(新潮社)、『なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日』(新潮社)、『太平洋戦争 最後の証言』シリーズ(小学館)、生前の吉田昌郎所長に単独、長時間インタビューして書き上げた『死の淵を見た男—吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』(PHP研究所)、『日本、遥かなり エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」』(PHP研究所)など多数。『この命、義に捧ぐ—台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社)で第19回山本七平賞受賞。最新刊は『オウム死刑囚 魂の遍歴 ~井上嘉浩すべての罪はわが身にあり~』。

矢板明夫
産経新聞台北支局長

1972年中国天津市生まれ。15歳のときに残留孤児2世として日本に移り住む。1997年慶応義塾大学文学部卒業。同年松下政経塾に入塾(第18期)。研究テーマはアジア外交。その後、中国社会科学院日本研究所特別研究員、南開大学非常勤講師などを経て、2002年中国社会科学院大学院博士課程修了後、産経新聞入社。さいたま総局などを経て、2007年から産経新聞中国総局(北京)特派員、2017年から外信部次長、2020年から現職。著書に『習近平の悲劇』(産経新聞出版)、『習近平 なぜ暴走するのか』(文春文庫)、『私たちは中国が世界で一番幸せな国だと思っていた』(石平氏との共著、ビジネス社)などがある。

※ プロフィールは放送日2020.06.12時点の情報です

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