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Vol.423 一般公開

王毅暴言連発!政府は反論しないのか

日本は尖閣の海を実効支配する気概を示せ

2020.11.27 73分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 今夜の言論テレビは二人の元軍人をお招きして尖閣の危機について語りました。
 王毅中国外相の来日については厳しい意見が出ました。尖閣問題は日本側の責任であるかのような暴言を吐いた王毅氏に対し、なぜ日本国政府は反論しないのか。
 ゲストのひとり、佐藤正久さんは自民党外交部会長として総理及び防衛省に対して決議書を手渡すと語っていました。
 台北から参加した矢板明夫さん、そして元空将の織田邦男さんのお二方も日本国政府の中国に対する姿勢について強い疑問をぶつけました。
 いかにして中国に誤解させないか。尖閣を守るか。
 第一に、日本の守る力(海上保安庁・自衛隊)を強化しなければならないこと。
 第二に、今すぐにでも出来る海上保安庁法、自衛隊法の改法を断行することなどの案が出されました。
 日本に対する抱き込み工作の為に来日した王毅外相でしたが、結局は反発を買って失敗したという意味では、皆の意見は一致しました。

≪対談で語られた論点≫
 1.王毅外相暴言連発!政府は反論しないのか
 2.言われてもその場で反論しない日本外交
 3.中国紙「王外相は尖閣で平和解決を提案」
 4.「尖閣を“前向き”に検討して欲しい」の意味
 5.中国の歴史は力の空白があれば侵略する
 6.中国は「2人のカール」を愛する国
 7.中国は米国の政治空白に既成事実を作る
 8.久場島と大正島を日米の射爆撃場にせよ
 9.日本を守る海保、自衛隊の力を強化
10.海上保安庁法、自衛隊法の改法を断行

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佐藤正久

佐藤正久
参議院議員

1960年福島県生まれ。1983年防衛大学校卒業、陸上自衛官として国連PKOゴラン高原派遣輸送隊初代隊長、イラク先遣隊長、復興業務支援隊初代隊長などを歴任。2007年に退官し、同年参議院議員(全国比例区)に初当選、2012年防衛大臣政務官、外交防衛委員会理事、自民党参議院政策審議会副会長。無意不立(国民の政治への信頼なくしては国が成り立たない)が座右の銘、風貌から「ヒゲの隊長」として親しまれている。著作に『ヒゲの隊長のリーダー論』、『守るべき人がいる』、『ありがとう自衛隊 ヒゲの隊長が綴る日本再興奮』など。

織田邦男  

織田邦男  
元空将・国家戦略研究所所長

1974年防衛大学校卒業、航空自衛隊入隊、F4戦闘機パイロットを経て、83年米空軍大学留学、90年第301飛行隊長、92年スタンフォード大客員研究員、99年第六航空団司令などを経て2005年空将。06年航空支援集団司令官(兼ねてイラク派遣航空部隊指揮官)、09年航空自衛隊退官。現在、東洋学園大学客員教授、国家戦略研究所所長。

矢板明夫

矢板明夫
産経新聞台北支局長

1972年中国天津市生まれ。15歳のときに残留孤児2世として日本に移り住む。1997年慶応義塾大学文学部卒業。同年松下政経塾に入塾(第18期)。研究テーマはアジア外交。その後、中国社会科学院日本研究所特別研究員、南開大学非常勤講師などを経て、2002年中国社会科学院大学院博士課程修了後、産経新聞入社。さいたま総局などを経て、2007年から産経新聞中国総局(北京)特派員、2017年から外信部次長、2020年から現職。著書に『習近平の悲劇』(産経新聞出版)、『習近平 なぜ暴走するのか』(文春文庫)、『私たちは中国が世界で一番幸せな国だと思っていた』(石平氏との共著、ビジネス社)などがある。

※ プロフィールは放送日2020.11.27時点の情報です

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