過去の放送

Vol.426 一般公開

病院、病床No.1国の「医療崩壊」

ワイドショーが振りまく過剰なる畏怖報道

2020.12.18 57分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 今夜は増え続けるコロナの陽性者について考えました。伝染病などのリスク管理専門家の唐木英明先生と、コロナのクラスターを抑えたことで知られる日本医科大学救急医学教授の松本尚先生がゲストです。
もうひとりのゲストは正論編集長の田北真樹子さんでした。
 増え続ける陽性者をどのようにみたらよいのか。GOTOトラベルを一時的にせよ中止した菅政権の判断は正しかったのか、などを議論しました。
 日本は人口比で言えば世界一多くの病床を持つ国です。他方欧米諸国と較べて亡くなった方の数は非常に少ないです。それなのになぜ医療崩壊だと言われるのでしょうか。このまとめを読んで下されば、コロナウイルスについてこれまでより良く解っていただけるとおもいます。

≪対談で語られた論点≫
 1.分科会とメディアがGoTo止めろの圧力
 2.保健所長会議は感染症2類相当→5類相当を要望
 3.厚労省・分科会が2類相当の1年延長を決めた
 4.分科会メンバーの選び方が偏っている
 5.感染死亡者ゼロより社会活動の維持重視
 6.菅政権は分科会をうまく利用している
 7.GoTo止めれば感染拡大にならないか
 8.ワイドショーが振りまく過剰なる畏怖
 9.尾身会長の発言=政府決定は正しいか
10.世界一の病床保有国でなぜ医療崩壊
11.コロナ受け入れベットは全病床の2%
12.開業医も感染治療に参加せよ
13.日本医師会は政府批判より会員に指導を
14.政府批判だけがメディアの役割でない
15.GoToで緩んでも感染は世界標準で少ない

≪言論テレビよりお詫び≫
12月18日生放送で音声のトラブルによりお聞き苦しい点がありました。お詫び申し上げるとともに、原因を究明し事故のない放送に努力いたします。

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唐木英明

唐木英明
東京大学名誉教授

1941年東京麹町生まれ。1964年東京大学農学部獣医学科卒。農学博士、獣医師。東京大学助教授、テキサス大学ダラス医学研究所研究員などを経て、アイソトープ総合センター長を併任、2003年に同大名誉教授。08年に日本学術会議副会長。11年に倉敷芸術科学大学学長。日本比較薬理学・毒性学会会長、全国大学獣医学関係代表者協議会会長も務めた。現在、公益財団法人食の安全・安心財団理事長で、専門は薬理学、毒性学、食品安全、リスクマネジメント。主な著書に『証言BSE問題の真実 全頭検査は偽りの安全対策だ』(さきたま出版会)、『不安の構造 リスクを管理する方法』(エネルギーフォーラム)、『暮らしの中の死に至る毒物・毒虫60』(講談社)など多数。

松本尚

松本尚
日本医科大学救急医学教授

1962年生まれ。1987年金沢大医学部卒業。金沢大学医学部第2外科を経て、2014年4月から現職。日本医科大学千葉北総病院救命救急センター長で、千葉県医師会理事、防衛省メディカルコントロール協議会部外有識者委員、産経新聞「正論」執筆メンバーなどを務めている。専門は救急・外傷外科学、救急医学、災害医学、消化器外科学、経営管理学。

田北真樹子

田北真樹子
産経新聞月刊「正論」編集長

1970年大分県生まれ。米国シアトル大学コミュニケーション学部でジャーナリズムを専攻し、96年産経新聞入社。整理部記者、前橋支局、外信部を経て、2000年から政治部。森喜朗首相の総理番を振り出しに、首相官邸、自民党、外務省を担当、09年にニューデリー支局長に就任。13年以降は、「歴史戦」取材班などで慰安婦問題などを取材してきた。15年に政治部に戻り首相官邸キャップを経て、現在は産経新聞正論編集長。

※ プロフィールは放送日2020.12.18時点の情報です

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