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Vol.484 一般公開

岸田政権は中国の“うい奴”になりたいか

東京五輪反対派の“人権”は単なる商売道具

2022.01.28 63分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 ゲストは門田隆将さんと佐藤正久さんのお二人です。
 岸田政権のつかみ所のない外交姿勢に話が集中しました。佐渡金山の文化遺産登録に関する決定は最後の最後までもつれました。
 この間に岸田さんは安倍元総理を含め様々な方面の意見を聞き、そのたびに気持ちが揺れてきたという実態があります。
 北京五輪についても、ウイグル人の人権弾圧についても、ウクライナ問題についても日本の外交政策は他国に何周も送れて、そっと結論を出すというスタイルです。
そんなことで良いのかという話で盛り上がったのは日本国民として悲しいことでした。

≪対談で語られた論点≫
 1.岸田政権は中国の“ういやつ”になりたい?
 2.財務官僚が議員出馬する時はまず宏池会に相談
 3.中国は毅然と対応した安倍政権を評価した
 4.“蝙蝠外交”は中国に足元を見られる
 5.岸田首相は佐渡金山問題で決定のばしまくり
 6.佐渡金山登録は国際舞台で韓国と戦うべきだ
 7.韓国は新潟領事館レベルまで周到な準備
 8.外務省は北方領土問題を恐れロシアに口をつぐむ
 9.日本はウクライナ侵攻でもロシアに経済制裁しない
10.ロシア正規軍の半分がウクライナ国境に集結
11.北京五輪期間中でもロシアは動く可能性
12.なぜ東京五輪反対派はジェノサイド五輪に反対しない
13.東京五輪反対派の人権は単なる“商売道具”
14.me too はジェノサイドも彭帥選手も発言せず

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佐藤正久

佐藤正久
参議院議員

1960年福島県生まれ。1983年防衛大学校卒業、陸上自衛官として国連PKOゴラン高原派遣輸送隊初代隊長、イラク先遣隊長、復興業務支援隊初代隊長などを歴任。2007年に退官し、同年参議院議員(全国比例区)に初当選、2012年防衛大臣政務官、外交防衛委員会理事、自民党参議院政策審議会副会長。無意不立(国民の政治への信頼なくしては国が成り立たない)が座右の銘、風貌から「ヒゲの隊長」として親しまれている。著作に『ヒゲの隊長のリーダー論』、『守るべき人がいる』、『ありがとう自衛隊 ヒゲの隊長が綴る日本再興奮』など。

門田 隆将

門田 隆将
作家・ジャーナリスト

1958年高知県安芸市生まれ。中央大学法学部政治学科卒業後、新潮社に入社。『週刊新潮』編集部に配属、記者、デスク、次長、副部長を経て、2008年4月に独立。週刊新潮時代は、特集班デスクとして18年間にわたって様々な分野で800本近い特集記事を執筆。著書に『裁判官が日本を滅ぼす』(新潮社)、『なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日』(新潮社)、『太平洋戦争 最後の証言』シリーズ(小学館)、生前の吉田昌郎所長に単独、長時間インタビューして書き上げた『死の淵を見た男—吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』(PHP研究所)、『日本、遥かなり エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」』(PHP研究所)など多数。『この命、義に捧ぐ—台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社)で第19回山本七平賞受賞。最新刊は『オウム死刑囚 魂の遍歴 ~井上嘉浩すべての罪はわが身にあり~』。

※ プロフィールは放送日2022.01.28時点の情報です

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