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Vol.488 一般公開

プーチンはどこまで暴挙を続けるのか

露、多方面からウクライナ全域に軍事侵攻

2022.02.25 65分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 今夜は急遽番組を変更してウクライナ問題に集中しました。軍事の専門家、元陸上幕僚長の岩田清文さん、元空将の織田邦男さん、そしてノンフィクション作家の門田隆将さんをお招きしました。
 ロシアのウクライナ全土への軍事侵攻は、まさに剥き出しの力による領土略奪です。これを私は棍棒外交と呼びます。帝国主義外交への後退です。ひと昔前に一気に時代を逆戻りさせたのが、今回のロシアの所業です。
 この危険な兆候に最大限の脅威を感じなければならないのが日本です。なぜならウクライナ問題は台湾問題、尖閣問題、沖縄問題に直結しているからです。

≪対談で語られた論点≫
 1.ロシア電撃全面侵攻を詳細に分析
 2.現実を見ないウクライナは日本と似ている 
 3.ウクライナのNATO入りを独が反対した
 4.プーチンは独語堪能で人をたぶらかす名人
 5.プーチンの次の狙いはバルト3国
 6.核兵器の使用にプーチンは逡巡しない
 7.プーチンは露陸軍28万人の7~8割を投入
 8.ウクライナ国軍が本格的に戦わない不思議
 9.ロシア謀略で政権転覆の準備ができている説
10.ロシア国境にNATO国があるのが許せない
11.NATOは一枚岩でないが露の侵攻で箍が締った
12.プーチンの帝国主義的戦争で時代が逆行
13.伊から米兵800人をバルト3国に送った意味
14.戦略を持った岸防衛が外務の役目を果たす現実
15.習近平は金門、馬祖を狙うか、いきなり台湾島か
16.謀略戦などで孤立した台湾がどこまで耐えられるか
17.ウクライナ問題は台湾、日本問題と考えてほしい

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門田 隆将

門田 隆将
作家・ジャーナリスト

1958年高知県安芸市生まれ。中央大学法学部政治学科卒業後、新潮社に入社。『週刊新潮』編集部に配属、記者、デスク、次長、副部長を経て、2008年4月に独立。週刊新潮時代は、特集班デスクとして18年間にわたって様々な分野で800本近い特集記事を執筆。著書に『裁判官が日本を滅ぼす』(新潮社)、『なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日』(新潮社)、『太平洋戦争 最後の証言』シリーズ(小学館)、生前の吉田昌郎所長に単独、長時間インタビューして書き上げた『死の淵を見た男—吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』(PHP研究所)、『日本、遥かなり エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」』(PHP研究所)など多数。『この命、義に捧ぐ—台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社)で第19回山本七平賞受賞。最新刊は『オウム死刑囚 魂の遍歴 ~井上嘉浩すべての罪はわが身にあり~』。

岩田清文

岩田清文
元陸上幕僚長

1957年生まれ。79年に防衛大学校卒業後、陸上自衛隊に入隊。戦車部隊勤務を経て、93年、米陸軍指揮幕僚大学へ留学。2010年、陸将、第7師団長。11年、統合幕僚副長。12年、北部方面総監。13年、第34代陸上幕僚長と歴任し、16年に退官。

織田邦男  

織田邦男  
元空将

1974年防衛大学校卒業、航空自衛隊入隊、F4戦闘機パイロットを経て、83年米空軍大学留学、90年第301飛行隊長、92年スタンフォード大客員研究員、99年第六航空団司令などを経て2005年空将。06年航空支援集団司令官(兼ねてイラク派遣航空部隊指揮官)、09年航空自衛隊退官。現在、東洋学園大学客員教授、国家戦略研究所所長。

※ プロフィールは放送日2022.02.25時点の情報です

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