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Vol.527 一般公開

「傲慢と余裕」“皇帝”習近平の野望炸裂

台湾海峡の威嚇激化が「ニュー・ノーマル」

2022.11.25 102分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 自民党外交部会長、佐藤正久さん。中国問題の専門家、小原凡司さん。そして中国人のメンタリティを誰よりも深く理解する矢板明夫さんをゲストに、中国習近平の横暴と戦略を語り合いました。
 皇帝陛下になった習近平はもはや誰の言うことも聞かない。自分の役に立つ専門家を身近において、ひたすら自分の方針を進める。
 習近平総書記が考えている台湾政策、対日政策、対米政策はどう展開するのか。非常に専門的な話が展開されました。
 情報を共有していただき、日本国民の命と、日本の領土は日本人自身が守るしかないことに気付いていただければと思います。

≪対談で語られた論点≫
【第一部】「傲慢と余裕」習近平の野望炸裂
 1.習近平のトルドー首相、岸田首相への対応の違い
 2.中国外交の基本は「分断」
 3.習近平が「人民の領袖」でなくなった理由
 4.政治局常務委員は取り巻きと専門家で固めた
 5.日本学術会議は防衛省とせず中国と学術交流
 6.習近平は鄧小平を嫌い共産主義に回帰する
 7.中国の台湾侵攻の時期を予測する
 8.台湾海峡「ニュー・ノーマル」に台湾はどう対応
 9.11・26統一地方選挙の注目は台北市長選
【第二部】アメリカは本当に台湾を守るのか
 1.共和党マッカーシー議員は超党派で台湾訪問
 2.アメリカはA2AD内に軍事基地を分散配備
 3.台湾3割の親中派がメディアの7割を支配
 4.防衛費増強有識者会議のまやかし

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佐藤正久

佐藤正久
参議院議員

1960年福島県生まれ。1983年防衛大学校卒業、陸上自衛官として国連PKOゴラン高原派遣輸送隊初代隊長、イラク先遣隊長、復興業務支援隊初代隊長などを歴任。2007年に退官し、同年参議院議員(全国比例区)に初当選、2012年防衛大臣政務官、外交防衛委員会理事、自民党参議院政策審議会副会長。無意不立(国民の政治への信頼なくしては国が成り立たない)が座右の銘、風貌から「ヒゲの隊長」として親しまれている。著作に『ヒゲの隊長のリーダー論』、『守るべき人がいる』、『ありがとう自衛隊 ヒゲの隊長が綴る日本再興奮』など。

小原凡司

小原凡司
笹川平和財団上席研究員

1985年 防衛大学校卒業、1998年 筑波大学大学院(地域研究修士)修了(修士)。1985年に海上自衛隊入隊後、回転翼操縦士として勤務。2003年~2006年 駐中国防衛駐在官。2006年防衛省海上幕僚監部情報班長、2009年 第21航空隊司令、2011年IHS Jane’s アナリスト兼ビジネス・デベロップメント・マネージャーを経て、2013年に東京財団、2017年6月から現職。著書に『中国の軍事戦略』(東洋経済新報社)『軍事大国・中国の正体』(徳間書店)『何が戦争を止めるのか』(ディスカバートゥエンティワン)『曲り角に立つ中国』共著(NTT出版)等

矢板明夫

矢板明夫
産経新聞台北支局長

1972年中国天津市生まれ。15歳のときに残留孤児2世として日本に移り住む。1997年慶応義塾大学文学部卒業。同年松下政経塾に入塾(第18期)。研究テーマはアジア外交。その後、中国社会科学院日本研究所特別研究員、南開大学非常勤講師などを経て、2002年中国社会科学院大学院博士課程修了後、産経新聞入社。さいたま総局などを経て、2007年から産経新聞中国総局(北京)特派員、2017年から外信部次長、2020年から現職。著書に『習近平の悲劇』(産経新聞出版)、『習近平 なぜ暴走するのか』(文春文庫)、『私たちは中国が世界で一番幸せな国だと思っていた』(石平氏との共著、ビジネス社)などがある。

※ プロフィールは放送日2022.11.25時点の情報です

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