過去の放送

Vol.128 一般公開

ソーシャルメディア発信で政治が動く
投票に影響を与えるには動画を上手に使う!

2015.04.03 59分

 津田大介さんとの対談は、ソーシャルメディアを使い情報や主張を世界に向けて発信することがいかに大切か、溢れるネット情報から正しい情報を識別する力を養うにはどうすればよいかを大いに考えさせられる貴重な時間となりました。津田さんの著書「ウェブで政治を動かす!」で描くように、ソーシャルメディアを駆使し政治を動かせる時代が、そこにやって来ているようです。ネット選挙が始まった2013年参議院選挙の有権者投票行動を分析した津田さんは「ツイッター、ブログではなく、圧倒的に動画が投票行動に影響を与えた。文字だけでは信用できず、街頭演説動画などでの候補者の話しぶり、温度感に納得して票を入れる、つまり動画を上手に使うかどうかがネット発信のポイントだ」と指摘しました。さらに、津田さんはネット選挙が有効なのは「参議院選挙全国比例区」と4月から始まる「統一地方選」と指摘します。選挙区が極端に逆ですが、なぜネット選挙が効果を発揮するのでしょうか?
 対談の後半で、櫻井キャスターは「選挙年齢が18歳に下がり若い人達が選挙に参加すると、玉石混淆のネット情報の中で、情報の価値や質をどう選別するかが大切になる」と問題を投げかけます。津田さんは「検索をしていると、自分の好きな人の発信する情報、価値観が合った人の情報が、電光掲示板のように流れてくる状態になる。好みの情報ばかりが入ってくるのは気持ちの良いことだが、言論を客観的に判断するには、右も左も、反対も賛成も幅広く知って、情報を読み解くことが重要だ」と語りました。
では、具体的にどんな方法があるのでしょうか?

≪動画インデックス≫
 1.津田大介が語る津田大介「なぜウェブ・ジャーナリストを目指したか?」
 2.東日本大震災でネットが果たした役割
 3.ブログは「本」で,ツイッターは「フロー情報」
 4.ツイッターで政治を動かせるか?
 5.ネットが有利なのは「参院全国比例区」と「統一地方選」
 6.動画こそが選挙で有効な発信手段
 7.ツイッターは喜怒哀楽に満ちたメディア
 8.千葉・横浜などベットタウンの地方選ではネットが武器になる理由
 9.米国大統領選挙の勝負はネットを使った戸別訪問
10.「ネット」と「本」と「人と話す」ことの重要性
11.情報を英語で発信する訓練が大事だ
12.日本語と韓国語、中国語は自動翻訳が可能

Edgeブラウザではスキップ機能を利用できない場合がございます。Chrome/Firefox/Safariブラウザではスキップが可能です。

プロバイダや使用場所によっては再生が途切れる場合がございます。動画が停止した場合、ブラウザの更新ボタンを押してください。

津田 大介

津田 大介
ジャーナリスト/メディア・アクティビスト

1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。大阪経済大学客員教授。京都造形芸術大学客員教授。ソーシャルメディアを利用した新しいジャーナリズムをさまざまな形で実践。 テレ朝チャンネル2「津田大介 日本にプラス+」キャスター。J-WAVE「JAM THE WORLD」ナビゲーター。 一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事。株式会社ナターシャCo-Founder。メディア、ジャーナリズム、IT・ネットサービス、コンテンツビジネス、著作権問題などを専門分野に執筆活動を行う。主な著書に『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)、『動員の革命』(中公新書ラクレ)、『情報の呼吸法』(朝日出版社)、『Twitter社会論』(洋泉社新書)『未来型サバイバル音楽論』(中公新書ラクレ)ほか。2011年9月より週刊有料メールマガジン「メディアの現場」を配信中。

※ プロフィールは放送日2015.04.03時点の情報です

言論テレビ 会員募集中!

生放送を見逃した方や、再度放送を見たい方など、続々登場する過去動画を何度でも繰り返しご覧になることができます。
詳しくはこちら
Instagramはじめました フォローはこちらから

アップデート情報など掲載言論News & 更新情報

週刊誌や月刊誌に執筆したコラムを掲載闘うコラム大全集

  • 異形の敵 中国

    異形の敵 中国

    2023年8月18日発売!

    1,870円(税込)

    ロシアを従え、グローバルサウスを懐柔し、アメリカの向こうを張って、日本への攻勢を強める独裁国家。狙いを定めたターゲットはありとあらゆる手段で籠絡、法の不備を突いて深く静かに侵略を進め、露見したら黒を白と言い張る謀略の実態と大きく揺らぐ中国共産党の足元を確かな取材で看破し、「不都合な真実」を剔抉する。

  • 安倍晋三が生きた日本史

    安倍晋三が生きた日本史

    2023年6月30日発売!

    990円(税込)

    「日本を取り戻す」と叫んだ人。古事記の神々や英雄、その想いを継いだ吉田松陰、橋本左内、横井小楠、井上毅、伊藤博文、山縣有朋をはじめとする無数の人々。日本史を背負い、日本を守ったリーダーたちと安倍総理の魂と意思を、渾身の筆で読み解く。

  • ハト派の嘘

    ハト派の噓

    2022年5月24日発売!

    968円(税込)

    核恫喝の最前線で9条、中立論、専守防衛、非核三原則に国家の命運を委ねる日本。侵略者を利する空論を白日の下にさらす。 【緊急出版】ウクライナ侵略、「戦後」が砕け散った「軍靴の音」はすでに隣国から聞こえている。力ずくの独裁国から日本を守るためには「内閣が一つ吹っ飛ぶ覚悟」の法整備が必要だ。言論テレビ人気シリーズ第7弾!