石橋 文登
産経新聞東京編集局副編集長
過去の放送
沖縄を丁寧に進めないと政権の命取り
安保・沖縄・70年談話で安倍首相が正念場
安倍首相は、米国訪問で「新時代の同盟関係」を打ち出し、大きな外交的な成果を収めました。これを担保するのは、集団的自衛権の行使容認を含む安全保障法制です。しかし、野党各党は安倍首相の上下両院合同会議での演説を「国会無視」と反発しており、国会は与野党の攻防が本格化します。
5月15日(金)第134回のゲストは、産経新聞の石橋文登東京編集局副編集長です。産経の名物政治記者の政局分析と記事は定評があります。対談の中で櫻井キャスターが安保関連法案のポイントを石橋副編集長に問うと「海軍で言えば将校はROE( Rules of Engagement)交戦規定を全部覚えます。様々な緊張レベルでROEを整備し、改定しないとどんな強力な軍隊でも絵に描いた餅で、これで初めて軍事力、抑止力を果たすことができます。これは当たり前でなぜ“戦争法案”になるのかさっぱり分からない」と答えました。櫻井キャスターは「野党は国会の議論のプロセスを無視したから厳しく対応する構えですが、党首討論で幅広い審議をする方向に持っていけるか」と応じました。
対談の最後に石橋副編集長は「沖縄の問題は丁寧に進めないと政権の命取りになりかねない」と指摘しました。辺野古以外の代案基地、辺野古移設を強行した場合の沖縄の住民感情、“沖縄独立”の住民投票、力任せの中国の動きなどをテーマに沖縄問題の解決策を探る話し合いが活発に行われました。
≪動画インデックス≫
1.安倍首相の演説で米国との歴史問題は決着が付いたと評価する
2.安倍演説の狙いは中韓の反応を探ることだった
3.産経新聞『安保改定の真実』取材で見えた岸信介&安倍晋三
4.岸+アイゼンハワー+スプートニクで日米安保が改定できた
5.日米安保改定に大反対が起きた原因は「社会党と左翼メディア」
6.特定秘密保護法成立前に「民主党と左翼メディア」が似ている
7.注目すべきは5月20日(水)
8.民主党は安保法案賛否で党が分裂するのが怖い
9.60年安保の審議前に社会党と民社党に分裂
10.橋下大阪市長は厳しい戦いに直面するが、フリーの政治家で動く可能性
11.安倍首相は沖縄問題をどう乗り切りか
12.安倍首相は来年夏の参議院選が最大の山場
13.安倍首相の落とし穴は何か?
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※ プロフィールは放送日2015.05.15時点の情報です
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