甘利明
経済再生担当大臣・TPP担当大臣
1949年神奈川県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。ソニー入社後2年で退社し、父甘利正元衆院議員の秘書。1983年衆議院選挙で初当選後、当選連続10回。1998年小渕内閣で労働大臣として初入閣、2012年第2次安倍内閣から経済再生・社会保障・税一体化改革担当大臣、TPP担当大臣。
「ふざけるな」何度も米代表を怒鳴りつけた
アトランタで行われたTPP(環太平洋経済連携協定)交渉の閣僚会合は、日程を延長に延長して、10月5日にようやく大筋合意に達しました。TPPの合意で世界のGDPの40%を占める巨大な経済圏が誕生しました。日本が正式に参加した2013年7月以降、甘利TPP担当大臣とフロマン米通商代表のやり取りは、息をのむほど緊迫した交渉の連続だったようです。
対談で甘利大臣は「フロマン代表に『命がけで交渉をまとめようと思っているのは私と安倍総理だけだ、私の気持ちが折れれば終わりだ』と言うと、フロマン代表も『自分も同じだ。Mr.甘利、心折れないで頑張ってくれ』と言う仲での怒鳴り合いですから、交渉が壊れなかったのです」と長く厳しかった交渉を思い出すように語りました。
この後櫻井キャスターは「5品目など例外的に関税を残すことが、かえって日本の農業を強くすることから頓挫させたのではないか」と問うと、甘利大臣は「企業、経営感覚で捉える意識が育つまで時間が必要で、生産者が闘う前に意気消沈しないように緩和措置が必要だ。片方で不安を取り除きながら、一方で攻める戦略の準備をする」と答えました。対談は米国のTPP批准問題、TPPと中国、成長戦略と来年の経済など1時間を超えて行われました。
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6.「命がけと思っているのは私と安倍総理、私の気持ちが折れればそれで終わりだ」
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8.例外的に関税を残したために「強い農業」への道は、頓挫していないか
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甘利明
経済再生担当大臣・TPP担当大臣
1949年神奈川県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。ソニー入社後2年で退社し、父甘利正元衆院議員の秘書。1983年衆議院選挙で初当選後、当選連続10回。1998年小渕内閣で労働大臣として初入閣、2012年第2次安倍内閣から経済再生・社会保障・税一体化改革担当大臣、TPP担当大臣。
※ プロフィールは放送日2015.12.11時点の情報です
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