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Vol.177 一般公開

共和党は爆走トランプを止められるか

タフな交渉屋は最初にふっかけ相場を下げる

2016.03.11 65分

 米大統領選挙共和党指名候補争いは、最大の山場スーパーチューズデーでトランプ候補が圧勝し、次の山場は3月15日にフロリダ州など5州で行われる予備選挙です。共和党の指名獲得に必要な代議員の数は過半数の1,237人で、首位のトランプ候補が461人を獲得、クルーズ候補が360人、ルビオ候補が154人を獲得しています。クルーズ、ルビオ両候補があの手この手で追撃するも、勢いは得られず撤退するには早すぎる状況で、共和党は2位、3位連合への決断もできません。このままトランプ候補の進撃が止まらなければ、7月の共和党大会までにトランプ候補が過半数の代議員を取ってしまう可能性さえ出てきました。そうなれば党大会で「保守本命候補」にスイッチさせる離れ業もできなくなります。大統領選挙ではバラバラになった政党が負けるというジンクスもあり、共和党は崖っぷちに立たされています。
 米国取材から帰国したばかりの島田洋一教授は「タブーや綺麗事に挑戦している面もあるが、トランプは自ら『tough deal-maker(タフな交渉屋)』と言い、最初はふっかけて、それから下げてゆくとニューヨーク・タイムズの解説委員に戦術を話すなど、トランプは無原則でコロコロ変わっています」と指摘しました。
 トランプ候補とクリントン候補で大統領選を争えば、クリントン候補圧勝という楽観論もありますが、本当にそうなのでしょうか。番組の後半で、櫻井キャスターは「民主党はクリントンだと言われているが、FBIが調べている私用のメール問題など越えなければならない幾つかのハードルがある」と話すと、島田教授は「トランプもヒラリーも機会主義的出世主義者だという批判も根強く、大衆迎合合戦みたいになりそうだ」と大統領選の行方を予想しました。

≪動画インデックス≫
 1.国連女子差別撤廃委のとんでもない「最終見解」
 2.当初批判された「男系男子皇位継承権」を正確に理解できているのか
 3.国連人権委に群がる左翼NGOと日本人の国連幻想
 4.なぜトランプは米国民からあれほど支持を受けるのか
 5.無原則でコロコロ変わるトランプの政策・公約
 6.トランプ流「タフな交渉」は、最初はふっかけてそれから相場を下げる
 7.離婚3回のトランプに伝統保守の資質はあるのか
 8.共和党が党大会でトランプを排除するテクニックとは
 9.2位クルーズ、3位ルビオ連合でトランプに勝利できるか
10.トランプに代わる第3の候補がいるのか
11.アーミテージはトランプかクルーズが候補になればヒラリーに入れる
12.日本にとって最適な大統領は共和党マルコ・ルビオ上院議員
13.ジミー・カーターはトランプかクルーズを選ぶならばトランプを選ぶ
14.トランプもヒラリーも日和見的出世主義者で大衆迎合合戦だ
15.オバマ司法省がメール問題でヒラリーを起訴しない理由

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島田 洋一
福井県立大学教授

1957年大阪府生まれ。京都大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程終了後、京大法学部助手、文部省教科書調査官、2003年より現職。拉致被害者を「救う会」全国協議会副会長、国家基本問題研究所企画委員・評議員。著書に『アメリカ・北朝鮮抗争史』、共著に『日本とインド いま結ばれる民主国家―中国封じ込めは可能か』『日本よ『戦略力』を高めよ』、その他論文など多数。

※ プロフィールは放送日2016.03.11時点の情報です

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