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Vol.187 一般公開

名参謀が語る安倍政権“夏の陣”戦略

爆走トランプは「ある意味では与しやすい」

2016.05.20 60分

 内閣の要である官房長官は、首相と長年行動を共にして性格などを知り尽くす「側近型」、政局など重要局面で首相の判断を動かすような進言をする「参謀型」などタイプは様々ですが、菅官房長官は後者だと言われます。菅官房長官が理想とする政治家はやはり名参謀だった梶山静六氏です。スペシャル対談の中で櫻井キャスターは「梶山さんは武闘派、剛腕というイメージがありますが、実際はどんな方ですか」と質問しますと、菅官房長官は「繊細で慎重な方です。印象に残っているのは『官僚は説明の天才だ』とよく言われ、説明の中に自分の言いたいことを分からないように入れ込んでいる。それを見抜けなければ本物の政治家になれないと言われました」と感慨深げに語りました。
 対談の中盤で話題が日米同盟となり、櫻井キャスターが「菅さんから見てトランプ氏は交流しやすいですか」と尋ねますと、菅官房長官は「ある意味では与しやすい人ではないかと思う。選挙を勝つためにやっているので、もし大統領になれば現実的、継続的な政策でやらざるを得ないのではないか」といかにも軍師らしい捉え方を披露しました。
 安倍政権の“夏の陣”は7月10日に予定されている参議院選挙です。この戦いに向けて、安倍首相は伊勢志摩サミット、オバマ米大統領の広島訪問、消費増税延期、衆参ダブル選挙など重要問題が目白押しです。さらにその先には安倍首相の使命となる「憲法改正」に取り組まなければなりません。対談の最後で菅官房長官は「安倍政権は改革意欲の強い政権です。これまで進めてきたこと、これからやろうとすること、しっかり説明した後、有権者の判断を待ちたい」と決意を述べました。

≪対談インデックス≫
 1.梶山静六&菅義偉の思い出深い1枚の写真
 2.剛腕梶山静六氏は「繊細で慎重」で「神経細やか」
 3.菅義偉流の官僚コントロール術の極意は何だ?
 4.「権力は暇がない」熊本地震発生時に菅官房長官は官邸を走って駆け付けた
 5.安倍総理と二人三脚で成し遂げる最重要課題は?
 6.北朝鮮の不審船を止める法律がなければ「作れば良いだけだ」
 7.菅官房長官の好きな言葉は「約束」
 8.憲法改正は国民世論を盛り上げるためにまず議論をすることが大事だ
 9.中国の軍事力増強に対処するには「日米同盟」で抑止力を高める
10.米大統領候補トランプ氏は「ある意味では与しやすい」
11.歴史問題ではそれぞれの日本大使に必ず反論しろと徹底している
12.沖縄和解協議と訴訟を同時に進めて1年以内には決着がつく
13.基地反対派のオール沖縄は実態を大きくかけ離れている
14.伊勢志摩サミットの大きな議題は「経済」「テロ」「女性の活躍」
15.参議院選挙はやってきたこと、やろうとすることを説明し判断を待つ

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菅義偉
内閣官房長官

1948年秋田県生まれ。高校卒業後に集団就職で上京。法政大学卒。26歳の時「人生を政治にかけよう」と志を立てる。小此木彦三郎氏(当時衆議院議員)の秘書、横浜市議を経て、1996年神奈川2区から衆議院選挙に出馬、当選を果たす。以後7期連続小選挙区当選。2006年に第1次安倍内閣で総務大臣に就任、ふるさと納税の創設に尽力した。2012年に第二次安倍内閣の内閣官房長官に就任、第三次安倍内閣でも留任した。 著書に『政治家の覚悟 官僚を動かせ』など多数。

※ プロフィールは放送日2016.05.20時点の情報です

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