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Vol.252 一般公開

文在寅政権の『赤い韓国』は消滅する

反発があれば反日を煽る基盤を着々と準備中

2017.08.18 62分

 この夏韓国内では捏造超大作「軍艦島」が封切られました。ほとんどがデタラメの反日映画ですが、現在まで600万人以上が見たということです。櫻井キャスターは「映画は韓国でも多くの人が内容を嘘だと知っているにも関わらず、なぜ反日運動のようになるのか」と問いますと、呉善花さんは「韓国の反日の在り方は、日本人が残虐で野蛮であることが前提、真実がどこにあろうとも、映画などで物語として語られるといつの間にか正義になり、倫理となり、歴史の真実になって行く」と語り、「韓国人は日本人がいかに残虐かということを描く時に、私が知る日本人にあり得ない残虐さで描いてくる。済州島事件などのように朝鮮の歴史には、昔からあった残虐な殺し方や拷問の記憶が残っており、それを日本人の行動としてに当てはめる」と反日が形成される構図を語りました。
 「軍艦島」は韓国内ですでに観客数が陰っており、映画製作の損益分岐点に観客数が達しない見込みですが、米国など世界113の国や地域で封切られる予定で、慰安婦問題と同様に韓国の世界に向けた“反日映画爆弾”となり、徴用工問題にも大きな影響が出てきます。
 対談の後半は就任100日を迎える文在寅大統領を評価しました。櫻井キャスターは「韓国内では政治的に作られた国民感情、敢えて言えば北朝鮮の謀略で作られた反日感情と反韓感情が起きている。これは韓国自体の存在を脅かす存在にならないか」と尋ねますと、呉さんは「文在寅政権は北朝鮮ではないが、社会主義的な大きな政府を作ろうとしている。財閥に負担させようとしているが、副作用が起きてしまい唱えているだけで5年終わってしまいそうな気がする。財閥が力を出せなくなり、経済がうまく行かなければ激しい反発が起こる。その時にはまた反日に持っていくような基盤が着々と作られている」と述べ、文政権では慰安婦や徴用工問題が今後も激しくなると指摘しました。
 北朝鮮の「グアム沖に4発」と言う威嚇から米朝が正面衝突する可能性が限りなく高まってきています。この緊迫しているさなかに、文大統領は2015年の日韓請求権協定で決着している徴用工問題を蒸し返し「徴用工の個人的請求権は消滅していない」と述べ、反日の狼煙を上げました。

≪対談で語られた論点≫
 1.韓国は「親北」になればなる程「反日」になる
 2.反日感情のもとにあるのは日本人の残虐性、野蛮性
 3.朝鮮人は古いものを残さない、死者の持ち物は全て燃やす
 4.歴史を学ぶのが難しい理由は、新世代が文献の漢字を読めないから
 5.反日のもとになった李承晩時代の残虐性
 6.朝鮮歴史の拷問など残虐性の記憶を日本人の行動として当てはめる
 7.韓国と北朝鮮は民族愛で結ばれて、反民族は日本
 8.韓国は貧乏なので北朝鮮を助ける財源を日本から取りたい
 9.「平和主義」の文在寅が米国と中国と北朝鮮の間に立てるか?
10.これが日韓請求権問題の交渉過程の真相だ!

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呉善花

呉善花
拓殖大学国際学部教授

1956年韓国済州島生まれ。大東文化大学卒業(英語学)、東京外語大学大学院地域研究科修士課程修了(北米地域研究)。1994年から執筆活動を開始し、『攘夷の韓国 開国の日本』で第7回山本七平賞受賞、国際グローバル・コミュニケーション・センター主任研究員、1991年に日本に帰化し、現在は拓殖大学国際開発学部教授。著作に『スカートの風(チマパラム)―日本永住をめざす韓国の女たち』、『「日帝」だけで歴史は語れない』、『韓国倫理崩壊1998-2008―社会を蝕む集団利己主義の実像』、『虚言と虚飾の国・韓国』、『日本復興の鍵 受け身力』、『なぜ世界の人々は「日本の心」に惹かれるのか』など多数。 

※ プロフィールは放送日2017.08.18時点の情報です

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