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Vol.297 会員限定

諜報小説の鬼才が語る情報組織の実態

北朝鮮要人も監視できる日本諜報の真の実力

2018.06.29 62分

 麻生幾氏をインテリジェンス小説の作家として一躍有名にしたのは、1998年にベストセラーとなり映画化もされた『宣戦布告』です。敦賀半島に国籍不明の潜水艦が座礁し、完全武装した北朝鮮工作員11名が上陸しますが、憲法や自衛隊法に縛られ身動きのできない自衛隊の治安出動を描いています。
 麻生氏は日本の情報収集能力は決して弱くないと言います。北朝鮮関連の情報収集ではオーストラリアやカナダから頼られているそうです。米朝首脳会談が行われ、アメリカの軍事力に頼ることができなくなれば、日本周辺の安全保障環境は激変します。国家のアンテナとなる諜報活動に日本はどのように取り組めばよいのでしょうか。

≪櫻井よしこの対談後記≫
 今夜のゲストはインテリジェンス小説の大家、麻生幾さんです。麻生さんは日本のインテリジェンス能力がなかなかのものであると言います。第2次安倍政権の時から日本国の情報機関が制度上、普通の国並みに整えられました。無論、その規模は他国に比べて小さいのですが、それでもかなりの成果を上げていると語ります。私たち、国民にとっては心強い限りです。どれほど情報機関が頑張っているか、具体的にお聞きしました。機密情報のため、話せない部分も沢山あるというのが残念でしたが、想像力を働かせながらご覧ください。

≪対談で語られた論点≫
 1.なぜインテリジェンスに興味を持ったのか
 2.第2次安倍政権でインテリジェンス大改革
 3.日本の情報機関はヒューミントが得意
 4.海外で日本の情報機関は評価が高い
 5.北朝鮮に対するインテリジェンス能力
 6.日本は拉致被害者の居場所を知っているか
 7.中国に対するインテリジェンス能力
 8.中国潜水艦に対するインテリジェンス能力
 9.中国漁船紅サンゴ密猟事件の真相
10.中国で使った携帯電話は二度と使えない
11.日本インテリジェンスの課題は何か
12.インテリジェンスと政治家の距離が遠い

麻生幾
小説家

1960年大阪府生まれ。「週刊文春」の記者を経て小説家として独立。著書に『ZERO』『宣戦布告』『外事警察』など、近著に公安調査庁の諜報活動を描いた『アンダーカバー』がある。

※ プロフィールは放送日2018.06.29時点の情報です

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