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Vol.328 一般公開

レーダー照射は国連安保理に持ち込め

韓国を輸出管理のホワイト国から外すべきだ

2019.02.01 62分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 今夜のゲストは人気者の青山繁晴さんです。20年以上前から朝鮮半島は中国になびくと言い続けてきたのが青山さんです。文在寅政権が完全に「向こう側」に行ってしまったいま、日本は穏やかに、しかし効果のある制裁をしなければならないという意見でした。
 レーダー照射事件は、国連の場で審議することが大事で、国際社会に韓国の非を明らかにした上で非常に恐い効果を持つキャッチ・オール規制を実施すべきだと青山さんは強調しました。キャッチ・オール規制とは大量破壊兵器のみならず通常兵器の開発、製造、使用、貯蔵に用いられるおそれがある場合、輸出が許可制になりいちいちきびしい検査を受ける仕組みです。韓国はこれまで全くそのような問題は無い国として「ホワイト国」に類別されていました。青山さんはこのホワイト国リストから韓国を外したうえでキャッチ・オール規制をかけるべきと言っているわけです。そうした場合、部品などの輸出も止められますから、韓国の産業基盤は揺らぎ、韓国にとっては耐えきれない程の痛みとなることでしょう。大韓民国が大韓民国でなくなりつつあるいま、前向きにとらえるべき提言だと思いました。
 安倍政権の今年の最大の課題が参議院選挙です。天下分け目というより、日本の運命を決定付けるのが7月の選挙です。日本国の在り方の根幹を定める選挙になります。一人一人がよく考えて投票しなければならないと思います。

≪対談で語られた論点≫
 1.南北統一は中国に寄り添う手段
 2.日本外交の中軸は対中外交
 3.2国間でなく国連・安保理で討議すべきだ
 4.朝鮮半島では加害者が被害者のふりをする
 5.国連は使おうと思えば使い易い組織だ
 6.韓国を輸出管理のホワイト国からはずせ
 7.「日韓の闇」は自民党の中で深い
 8.日本は全てをトランプ依存するべきでない
 9.7・21参議院選挙は日本の運命を左右する
10.衆参ダブルに勝てば自民党らしい政治ができる

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青山繁晴

青山繁晴
参議院議員

1952年兵庫県神戸市生まれ。慶應大学中退後、早稲田大学政治経済学部卒業。共同通信社へ入社し、官邸、自民党担当記者等を経て、ペルー日本大使館占拠事件で現地取材した後に退社。三菱総合研究所の研究員として、安全保障・外交から金融・経済など包括する国家戦略の立案に携わる。 2002年シンクタンク独立総合研究所を創立し、代表取締役兼主席研究員に就任した。TVタックルなどテレビ番組に出演多数。2016年7月参議院選挙比例区(自民)に立候補し当選した。著作に『ぼくらの祖国』、『ぼくらの真実』、『壊れた地球儀の直し方』など。

※ プロフィールは放送日2019.02.01時点の情報です

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