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Vol.334 一般公開

台湾危うし!民進党が衰退なら中国化

日本が東アジア「反日」国家群に囲まれる日

2019.03.15 62分

≪櫻井よしこの編集後記≫
 今夜の言論テレビは日本とその運命が深く重なる台湾問題に集中しました。ノンフィクション作家の門田隆将さんは、日本人と台湾人の交流の歴史、絆の深さについていくつもの素晴らしい作品を生み出してきました。現在の台湾があるのは、ある意味、日本人の献身の結果です。
 日本のこれからの安全を守るのに台湾の協力は欠かせません。しかし、台湾はいま、大国中国の脅威の前に置かれています。蔡英文政権がいかに弱体化しているか、来年、1月の総統選挙で蔡英文さんの民進党が政権を国民党に奪われる可能性がどれだけ高いか、生々しい数字で門田さんは説明しました。台湾が中国に席巻されるときの恐さは言いようもありません。
 台湾の危機はまさに日本の危機です。その現状をぜひお知りになってください。そして何が出来るかも一緒に共有して下さい。日本を取り巻く状況が本当に厳しく、私たちのこの平和で幸せな環境をいつまで守り切れるのかは定かではありません。でも、道を切り開くことは必ず出来ます。そのために実態を知ることがとっても大事です。ぜひ2人の対談をご覧ください。

≪対談で語られた論点≫
 1.全人代李克強首相は台湾独立「断固阻止」
 2.台湾の「事実上中国化」を中国は狙う
 3.中国が台湾を中国化すれば、次は尖閣
 4.民進党人気者頼清徳は総統選出馬が難しい
 5.頼清徳が「正義と勇気の記念日」を制定
 6.最新台湾式世論調査が示す総統選の結末
 7.韓国瑜高雄市長と柯文哲台北市長の対決か
 8.なぜ蔡総統は重要閣僚に国民党を当てたか
 9.台湾人の大半は「現状維持」を望む
10.「現状維持」に日米の強いサポートが必要
11.台湾の中国化で東アジア赤化統一の危機
12.中国はロシアのクリミア半島略奪を研究中

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門田隆将

門田隆将
ノンフィクション作家

1958年高知県安芸市生まれ。中央大学法学部政治学科卒業後、新潮社に入社。『週刊新潮』編集部に配属、記者、デスク、次長、副部長を経て、2008年4月に独立。週刊新潮時代は、特集班デスクとして18年間にわたって様々な分野で800本近い特集記事を執筆。著書に『裁判官が日本を滅ぼす』(新潮社)、『なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日』(新潮社)、『太平洋戦争 最後の証言』シリーズ(小学館)、生前の吉田昌郎所長に単独、長時間インタビューして書き上げた『死の淵を見た男—吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』(PHP研究所)、『日本、遥かなり エルトゥールルの「奇跡」と邦人救出の「迷走」』(PHP研究所)など多数。『この命、義に捧ぐ—台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社)で第19回山本七平賞受賞。最新刊は『オウム死刑囚 魂の遍歴 ~井上嘉浩すべての罪はわが身にあり~』。

※ プロフィールは放送日2019.03.15時点の情報です

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