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最新鋭ステルスF35A墜落事故の謎

日本の国防を日本人の技術で守れるのか?

2019.04.19 62分

≪櫻井よしこの対談後記≫
 最新鋭のステルス戦闘機F35Aの墜落は正に悲劇です。機長の細見彰里さんも機体もまだ行方は掴めていません。日米双方が全力で捜索をしていますので、必ずみつかるとは思いますが、機体をめぐってすでに中露両国がよからぬことを企んでいます。
 最新鋭機はなぜ墜落したのか。機長はどのような状況に陥ったのか。すべてはこれからの調査をまたなければなりません。これによって日本の航空機産業の技術開発は止められてしまうのか。日本にとって非常に重要な問題です。
 これまで日本の航空機産業は新しい地平を切り開こうとする度にアメリカに妨げられてきました。また日本国内の軍事アレルギーによって、せっかくのチャンスを日本自身が摘み取ってきました。中国やロシアは第五世代戦闘機どころか、第六世代の戦闘機開発にも手をかけています。勿論アメリカも同様です。そうしたなか日本だけが取り残されていくのか。
 気象衛星の打ち上げの際も、軍事に関係するとして猛反対する日本学術会議のような馬鹿な存在もあります。日本にはしかし、確たる技術があるのです。宇宙開発技術に於いても日本の技術は中国よりすぐれていると言われています。こうした技術を日本の国防のために活用できるのか。国民と国家のために役立てることが出来るのか。
 日本の未来を日本人の手で守る事ができるのか。こんな疑問を頭に置いて前防衛大臣の小野寺五典さん、元海上自衛隊のパイロットで親子三代にわたる軍人の家系の黒澤聖二さんとともに語り合いました。黒澤さんは国家基本問題研究所の事務局長でもあります。一言でいえば「為になる」1時間でした。

≪対談で語られた論点≫
 1.最新鋭F35Aはどんな戦闘機なのか
 2.遠距離で探知でき、遠距離から攻撃できる
 3.米軍はB52を飛ばし中ロの情報戦を威嚇
 4.機体の調査を行うのか日本か、米国か
 5.原因調査中になぜF35の調達を公表したか
 6.「ノック・イット・オフ」の使い方
 7.その時パイロットに何が起きたのか
 8.海自では乗っていた「クルーは家族」
 9.ニューズウィーク電子版記事の誤りを正す
10.武器輸出3原則が日本の開発参加を邪魔
11.日本技術が入った汎用性ある開発なら参加
12.素晴らしい技術力のある日本に予算がない
13.東大に中国人が入り自衛官は入れないのか

小野寺五典
前防衛大臣

1960年宮城県生まれ。東京水産大学卒、松下政経塾、東京大学大学院法学政治学研究科修了。1997年衆議院宮城6区補欠選挙で初当選。2000年米国ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究所客員研究員。2007年外務副大臣(第1次安倍改造内閣)、2012年防衛大臣(第2次安倍内閣)を歴任。2017年再び防衛大臣(第3次安倍第3次改造内閣) に就任。

黒澤聖二
国家基本問題研究所事務局長兼研究員

1959年 秋田県生まれ。千葉県習志野高校卒業、1983年 防衛大学校卒業、1995年 杏林大学大学院(国際開発学修士)修了、2003年 タフツ大学フレッチャー法律外交大学院(法律外交修士)修了。1983年に海上自衛隊入隊後、対潜哨戒機P-3C操縦士として勤務、米国留学後、国際法の専門家として勤務、海幕、統幕首席法務官を歴任し、2015年退官、その翌日から現職。体育会暦は、弓道4段、剣道2段、銃剣道2段などで、その他に自衛隊徳島地本長時代の阿波踊りやヒップホップダンスの趣味を持つ硬軟両刀派。

※ プロフィールは放送日2019.04.19時点の情報です

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